営業の使命 | あるゼネコン営業マンの思うツボ

営業の使命

営業マンの使命は、受注予算を達成することです。これは誰しも解ることですが、もう一つ大事な使命があります。
それは、取引いただいたお客様のフォローを誠実に行なうことです。
建築や不動産の場合、建物の管理やメンテナンスは長期に渡ります。一旦工事が竣工したら、後は知らん顔ではお客様から信頼を失います。建物のメンテナンスや改装も継続的に発生するのですから、工事完成後もそれらのフォローをしていかないといけません。
半年や一年に一回は様子伺いの営業も必要なのです。
以前、担当したマンションのフォローを全くしていない営業マンがいました。ある日、その営業マンの訪問先の設計事務所から見積り依頼があり、図渡しを受けに行き概要を聞くと、その放ったらかしにしていたお客様が施主だったのです。慌ててそのお客様に発注のお願いに行こうと連絡すると、「建物ができたら後は知らん顔するような会社には発注しない」と、見積り参加は認めてくれたものの、特命にもならず競争業者の一つとしてしか扱われなかったのです。結局叩き合いの末、他の会社に持っていかれました。
本来なら、きちんとフォローしておけば、設計段階から計画に参加できてたかも知れませんし、見積りも特命になったかもしれません。価格交渉も優先的にできたかもしれないのですから、受注チャンスを逃したと言えます。
建築は営業マンの信頼を得なければ、発注はいただけません。「あの営業マンはこまめに誠実に対応してくれる」と思われなければいけないのです。