請負業
建築会社の人は、建築業は負けを請ける業界だからしんどいのだと言います。
正確には、だれかに依頼されたことを仕上げると言うことなのですが・・・。
ただ、確かに建築業界は頭を下げてまわる業務が多いのです。
工事を受注するために、発注者にぺこぺこ頭を下げてまわらなくてはいけませんし、工事をする際には近隣に頭を下げてお願いに行かなくてはいけません。役所に行ってもぺこぺこはしなくとも、頭を下げなくてはいけません。もし設計事務所が絡んでいれば、設計しにも頭を下げないといけませんし、下請け会社に無理を頼むのも頭を下げなくてはいけません。結局、ほとんどどこかで頭を下げていることが多い業種です。建築は一旦契約すると謝ってなんぼの仕事になるのです。
そういう意味では負けを請け負うと言うのは当たってると言えますね。
特に今は建築業界の競争が激しく、頭を下げてお願いしなければいけないことがたくさんあります。価格を下げて、さらに頭を下げてやっと受注に結び付くのですから、立場的に弱いものです。
また工事が始まったら何かとクレームが出ます。近隣から騒音や日照のクレームが出たり、ダンプの往来にクレームが出たり、粉じんや振動などどうしても回避できないことにまでクレームを聞きつつなんとか工事を完成させます。
なかには柄の悪い建築屋もいますが、昔のようにごり押しではなかなか工事はできません。最近は強面系の団体より、近隣住民の方が手に負えなかったり、怖いことも多いのです。要は近隣説明に理屈が通用しないのです。感情で反対されてしまっては解決のしようがないのです。