実行予算 | あるゼネコン営業マンの思うツボ

実行予算

入札したり見積書を出したりしてめでたく受注できたら、次は実行予算を作らなくてはいけません。


見積と実行予算は似て非なるもので、見積とは工事をするために我が社ならいくらでできますと言う価格を、明細をつけて意思表示したものと言う感じです。

実行予算は受注した工事を実際現場レベルでいくらでできるかを算出した予算と考えれば良いでしょう。


建築業界をしらない人には、見積した金額こそ建築コストじゃないの?と思うでしょう。実際、見積書を出して最終的に決定した金額が請負契約金額になります。


しかし、請負金額は決っても、実際原価としていくら掛かるかは最終決定ではありません。請負金額の内いくらが利益になるかを詰めていかなくてはいけないのです。すなわちこれがゼネコンにとって儲かるかどうかの分かれ目であり、いかに実行予算を少なく済ませるかが肝心なのです。

実行予算では、協力業者への発注金額の詰めを行い、最終的にいくらで発注できるかの調整をします。全ての工種に値交を仕掛け、工事価格と工事内容を取り決めます。そして初めて工事の原価が決まり着工段階での原価となります。


そして、工事を進めていく上で、設計変更があったり、工法の変更があったり、仕様の変更があったりして、工事の価格に少なからず影響が出てきます。原価が上がったり下がったりすることで当初の実行予算に修正が加えなくてはいけないこともありますが、最終的に工事の精算をすることで最終原価と利益が確定することになります。