地鎮祭 | あるゼネコン営業マンの思うツボ

地鎮祭

建物を建てる時に、安全を祈願して地鎮祭を行うことがあります。


以前よりも地鎮祭をするのは件数的には減ってきましたけどね。


地鎮祭の準備は気を遣います。


祭事は午前中にされることがほとんどなので、早朝からテントの設営や、式場の準備をします。神官を迎えに行く必要がある時は、神社まで車を手配して送迎します。


式の後お神酒で乾杯し、その後軽く食事をする時はお弁当や仕出しの手配も必要です。この式後の食事の時(これを直会「なおらい」と言います。)に関係者の挨拶等がされます。


雨が降る日は足元が汚れるのでシートや砂利で通路を確保します。


真冬と真夏の祭事にも気を遣います。真冬はかなり冷えて寒いのでストーブの設置、真夏は扇風機を設置します。


多数の人が参列する場合は、席順に注意しながら席札も作成し椅子に貼っておきます。地元の自治会長や地区長が出席したりすることもあるので、事前に参列者の名簿を作成しておく必要があります。それと誰が玉串奉奠をするか、乾杯の発生を誰がするか、挨拶・祝辞は誰に依頼するか事前に伝えておかなくてはいけません。


式次第は大体以下のような段取りで進めます。司会はゼネコンの担当が行います。ただ、地方によって段取りが違ってきたり、宗教毎に全く違ってきますので、事前の打ち合わせを施主と神社等とで十分しておくことが必要です。施主が神道以外の宗教の場合、施主の指定した宗教のやり方で祭事を行います。


1.修祓(しゅばつ)

2.降神(こうしん)

3.献饌(けんせん)

4.祝詞奏上(のりとそうじょう)

5.四方祓(しほうはらい)

6.地鎮(じちん)  刈初(かりそめ)、穿初(うがちぞめ)、鍬入(くわいれ)等

7.玉串奉奠(たまぐしほうてん)

8.撤饌(てっせん)

9.昇神(しょうしん)


設計、施工、施主はお供えとして奉献酒を供えます。日本酒2~3本セットの物、たまに樽の物もありますが、そこに熨斗書き「奉献」とします。

それと神主への祈祷料として「玉串料」「初穂料」と書いた熨斗袋で渡します。たまにこの熨斗袋を渡すのを忘れてしまうことがあるので、最初会った時に先に神主に渡しておいた方が良いでしょう。この玉串料は定価がありませんので、神社に事前にいくら必要か聞いておけばいいでしょう。


神社との打ち合わせの注意点として、玉串はいくついるか、すなわち玉串奉奠を何人がするかを神主に伝えておかなくてはいけません。


地鎮祭は何かと手配は煩雑です。時間も厳守です。前の日は当日の天候が気になりますし、各作業分担を決めておかなくてはいけません。すなわち、段取りが良くないといけないのです。


地鎮祭をきちんと丁寧にする建築会社とかなり適当にする会社があります。結構この取り仕切りで会社の体質が判るものなのです。