営業でのハッタリ
建築営業の打ち合わせでよくコストの質問が出てくると思います。
マンション建てるのに坪いくらぐらいかかるの? とか、
この田んぼ造成するのにいくらかかる?とか。
改修工事なら、屋上の防水工事はどれぐらいかかるの?とか、
外壁塗り直したらどれぐらいするのか?とか。
建築会社の営業マンなら工種別の単価ぐらいは把握しておくべきです。
以前、「持ってる田んぼを駐車場にしようと思ってるけどどれぐらいかかるか判る?」と地主さんから聞かれたことがありました。
当時の僕の上司は、「会社で積算に見積もらせてみます。」と答えました。
地主さんは、「見積もりまではまだ必要ないけど目安を知りたいんですわ。」とのこと。
僕は、「先日300坪の田んぼを造成しましたがその時の坪単価が約2万8千円でした。その田んぼは1.5Mほど盛土しなければいけなかったのと、擁壁も**Mほどあり、雨水排水、アスファルト舗装、ライン引き、照明ポール5本設置しての価格です。今回の土地は面積が350坪ですが、1Mほどの盛土で構わないのでもう少し単価は安くなりますが、盛土以外は同様に施工しなければいけないので、目安としては坪2万5千円ぐらいと考えてもらっておけばいいけと思います。」と答えました。
地主さんは、「それで大体判ったよ。それぐらいなら何とか費用は出せそうやし、もう少し値段が下がるように考えてみてや。」ということで、後日細かな見積もりを出しました。
多めの予算を伝えていたので実際は15%ほど価格が下がった見積もりを出す事ができ、地主さんも安くできたと思っていただいたようです。
後で上司に、「よう単価判ってたな。」と言われましたが、
地主さんの質問にはその場で目安を即答し、「こいつは価格の事よく判っているな。」と思わせるテクニックも必要なのです。即答できる事=工事経験があって慣れていると思われるのです。
ただし、価格に自信がなければ迂闊に言ってはいけません。言った価格より安くできるなら良いですが、高くなってしまっては「あの時***円ぐらいと言ったじゃないか!」となるわけです。いくら目安ですと言っても、1度口にした価格は印象に残ってしまいます。
僕は当時、いくつも田んぼの造成をしていたので見積もり価格はほぼ判断できたので答えました。こういう単価を類型化し易い工事は是非覚えておくべきです。