競争見積案件のヒント | あるゼネコン営業マンの思うツボ

競争見積案件のヒント

見積を数社で競う案件について、話を優位に進めるやり方があります。


その一つは、競争見積もりの場合、安い建築会社2,3社と最終的な金額調整をすることがよくあります。


例えば、5社の見積合わせで、9千5百万円、1億円、1億1千万円、1億4千万円、1億6千万円の見積もりが各社から出たとします。

発注者は安い建築会社3社の金額が接近しているので、この3社と後日価格協議をします。


発注者は、「見積価格が何社かと接戦なので、最終的にもう少し頑張ってもらっていくらでいけますか?最終的な数字を*月*日までにまとめてもらって、1度打ち合わせさせていただきたいのですが宜しいですか?」と3社と後日に協議をするのです。


大事なのは、この最終価格協議の順番で最後で呼ばれることです。

最後なら他の2社の金額は既に発注側は判っており、「いくらにすれば1番有利ですか?」と聞けるわけです。


ここでもう一つ肝心なのは、協議する担当者と仲良くなっているかと言うことです。単に担当者であると言うぐらいの知識で接していては、いくら最後の交渉だとしても、いくらなら1番有利かなんて答えは教えてくれません。

担当者と懇意に話ができ、心安くいろんな質問に答えてくれる人間関係が必要です。営業においてはこのコネクション作りが大事なわけです。


一緒にゴルフに行ったり、飲みに行ったりできるぐらいの関係なら、あからさまに教えてくれなくても、大体のヒントぐらいは言ってくれるものです。仲が良いと相手先も同じ仕事を発注するなら、懇意にしている会社に取ってもらいたいと思うものです。


すなわち、営業が日頃しておくべきヒントはここにあるわけです。


最後の交渉なら、1番安い価格を提示すれば内定の可能性はかなり高くなるでしょう。その価格を知る術が日頃の営業のやり方に掛かってくるわけです。きっと最初に交渉した会社は、「再見積価格は了解しました。他の会社の金額と見比べて後日返事させて頂きます。」と発注者から言われて終わってしまうでしょう。