途中で羽風薫が笑いながらこう言った。「同行なんて断るって思ったけど、意外と性格がいいな、もちろん、俺は男に興味がない。」
......超うるさい、断ってもよかったか。
瀬名泉がムカついて足のスピードも上げた。
「ええ、急に走り出した、っていうか、その男の子のことがそんなに好きなのか?」
「超うるさい!もちろん、でもあんたに関係ないだろう?」
「じゃあ、質問してあげる、たんぽぽちゃんとその男の子の中から、どっちを選ぶ?」
「そいつ?」杏の姿が頭の中に浮かんできた。
いつもぽかんとして無口でなんの興味もなさそうだが、いじめるならすごく面白くなる。そしてお使いとしても便利で、仕事にもとても真面目だ。自分が一番助けが欲しい時に、彼女が一番必要な時に、彼女がいつも自分のそばで貼っている。そして目の前に歩いて「先輩、どうしたんですか、何か出来ることがありますか?」と言う。
実にいい女の子だ。
「うん、あなたならその男の子を選ぶだろう?まあ、もう知ったんだよ、だったらたんぽぽちゃんは俺のだよ。」
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