「ほかの大典太はいるか?」と一期は聞いた。
「ないない、そりゃびっくりしたよ。」三日月と匹敵できるその大典太さえ栗田のうさぎちゃんと関係あるのか?これは驚くレベルを超えたんだろう?「そこに一緒に行くのはいいけど、彼たちは本当にそこに行ったか間違いないか?」
「この目で見たんです。」
「うん、いい、でもどこか具合が悪かったら速く言いな、無理しないでよ。」
「うん、じゃ速く出発しましょう。」
鶴丸が心でため息を付いておとなしく一期の交通工具として飛び出した。
山の向こう側を一日探して前田と大典太の影すら見なかったが、途中で三日月を訪ねに来た岩融と今剣と出会った。そしてあの二人の方が二日前に三日月を訪ねたばかりでいま石切丸に付いて数珠丸のところへ行ったと、一期と鶴丸に伝えた。
「石切丸殿の動きは遅いので間に合うと思う。」
「まだ続くの、飛び?」一期の声が完全に震えるようになって鶴丸ももうすぐ限界になった。「しばらく休もう?目的地はもう知ってるから。」
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