「一期兄ね、いつも私たちを子供扱いしてる。」後藤が不満そうに言った。
「そう!一番無茶なことするのは彼自分のくせに。」乱もそう文句を言った。
「でも乱、あんたよく村に行ったね。」薬研が言った。「僕も一期兄なら同じ事するぜ、バレたらどうする?」
「そんな馬鹿じゃないよ、そして浦島も僕を援護するね。」
「だから一期がどこへ行ったか?」と鶴丸が聞いた。
「山に退ちゃんと獅子王を探しに行った、たぶん明日は前田。」と乱が言った。
「一期はすごいな......」と鶴丸が小さな声で感嘆した。
三日目に、一期が五虎退を連れて戻った。そしてすぐに鶴丸を呼んで出かける。
「ちょっと待ってさっき何言ったの?」鶴丸が自分の耳に何か問題があると思った。
「私を連れて山のそっちへお飛びください。大典太殿と前田を追いますから。」
「でも一期、高所恐怖症なんじゃないか?」
「今更こんなこともうどうでもいいから。」一期が鶴丸の背中に這い上がろうとして「こんな高いところを飛行するなんて危なすぎて、出来るだけ速く前田を家まで連れてきます。」
「その子は自分の命をかけて冒険するタイプじゃないみたい......そしてさっき言った大典太って、その大典太光世か?」
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