「びっくりしたのよ。」と鶴丸がしみじみと嘆いた。「お名前はまだ?」
「失礼しました。拙者は蜻蛉切で、こちらのふたりは御手杵と日本号でござる。拙者達は山の向こう側に住むクマ族でござる。」
「あ、聞いたことがある。あなたたち三人はちょっと有名だそうだな。光栄に思って、私は鶴丸国永だ。」
「鶴丸様でしょうか、いや本当に失礼しました。」と日本号という黒クマが両手を合わせて拝んだ。「どうして栗田のウサギと一緒にいられますでしょうか?」
「まあこれは、いろいろで、いま一期と家族になったな。」
三匹のクマが鶴丸の答えで大変驚いた。
「こ、これはおめでたいでござる。」と、蜻蛉切がどもるぐらい言った。
「一期と何があったのか知らないけど、ちゃんと話してあげるから、なんといっても身分が高いあなたたちはこう毎日草むらに隠してるなんてあまり良くないじゃない?」
「それは誠にありがとうございます。」と御手杵が言った。
......
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