今日の3題です。
今日も私の英語表現メモ、「ちびノート、」に眠っていた古いメモから、3つの例文を使ってクイズを出題します。1980年代に書いたメモ達。40年の眠りから覚めて・・・「さあ、出番ですよ!」
Let's have fun together! ![]()
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仕事柄、月に何回か週末や連休に出勤する必要がある私たちの部署。
次の連休で温泉旅行に行かないかと友人が誘ってきました。なんと、その日は日曜勤務がある日だ!よし、Sさんがその次の日曜日の担当だから
「日曜日の出勤、Sさんが次の日曜日と替わってくれたりしないかな・・・」
って、隣の席の同僚に聞いてみたけど![]()
、こう言われてしまいました。
1)「期待しても無駄だよ」
Don’t ( ) ( ) ( ).
ヒント:「息を止めるな」が直訳です。
Don’t (hold) (your) (breath). Q
hold one's breathは「息を殺す」「かたずをのむ」が文字通りの意味ですが、「(通例否定文で)期待をする」という意味もあります。
これは期待薄だ、起こる可能性は低い、ということを皮肉っぽくいう表現です。
「息を止めるなよ」→「息を止めている間に起こるようなことじゃないよ」という発想のようですね。
A:" Maybe our boss will give us a day off tomorrow!"
B:" Don't hold your breath!"![]()
A:「明日、ボスが休みにしてくれるかも」
B:「それは期待薄です」
こんな感じで、Don't hold your breath.という文章まるごと覚えて使って下さい。
さて、「期待するな」ですからhopeが入る表現もあります。2つご紹介します。
「あまり私に期待をかけないで」
Please don’t set your hopes so high on me. O
「あまり期待するな」
Don’t get your hopes up. Q
Don't hold your breath.が、「期待すな!」と突っぱねるのに対し、「期待するとがっかりするよ」という優しい忠告です。
よく学校では台風や大雨の予報が伝えられると「明日休校!」と生徒らが(中には、教員でも)不謹慎にもわくわくしてきます。![]()
そういうときには一喝
Don't get your hopes up! ![]()
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悪天候で休校ってのは、ないに超したことはないのだよ、君たち!
と、ここまで書いてまた「ちびノート」のmojo(魔法)です。何度かご紹介しているLessons in Chemistry。主人公Elizabethのマイペースに、作中の周りの人々が面白いように踊らされますが、読者である私もハラハラさせられ、何度となくマジか~!と心の中で叫びました![]()
その中で本日出会った一節です。
Madelineはある人の住所を知りたがっています。その手助けをしているWakelyはその人物のP.O.Box(私書箱)の番号までは突き止めます![]()
"Here it is, the box number. But please, Mad, don't get your hopes up."
私書箱からでは住所はわからないから、当人には行き着けないこともあるよ。と、優しい忠告で使っていますね。
では、次の問題に行きましょう。
製造業者、特に食品など消費者が口に入れる製品を作っている会社にとって、product tampering (異物混入)は絶対に防がなくてはならない事ですね。
NHKラジオやさしいビジネス英語の1980年代に放送されたスキットの中で、自社製品にこの異物混入があったという内容のものがありました。そこに出ていた台詞です。
異物が混入していたとなれば、そのうわさは・・・
2)「野火のようにたちまち広がるだろう」![]()
ヒント:主語をitにして、この「野火」をそのまま直訳で使います。
It’ll spread like a wildfire. K
spread like a wildfire「野火のようにたちまち広がる」ということです。
spread like a bushfireという言い方もあります。
以前ご紹介した
Words spread.
これも、「うわさが広がった」なのですが、wildfireと言う言葉を使うことで、まるで野火のように制御不能に広がっていくというもっと差し迫ったイメージが加わります。
ただ、現代はうわさなどが制御不能に広がっていくのには、かならずネットが使われますから
It'll go viral.
「(ウィルスのように)広がっていく、拡散していく」![]()
このような表現に取って代わられているようです。
では、最後の問題に行きましょう。
中学校時代の社会の先生。授業中にとつとつと歴史を語りながら、途中で少し言い間違えると「もとい!」と言うのが口癖でした。
今の若い人は使わないでしょうか?
「今のなし」「あ、やっぱ違う」
これくらいの意味です。
その英語バージョン、いってみましょう。
3)「彼は1985年生まれ、いや、もとい、1986年生まれです」
He was born in 1985, no, ( ) ( ), 1986.
He was born in 1985, no, (check) (that), 1986. Q
最初に1985と言った年号が間違いだったので、「もとい」に当たるcheck thatを入れてから、正しい年号を言い直しています。
NHKラジオ実践ビジネス英語の中で出てきた例文を音読してみましょう。
「プレゼンの資料を40部、いや、50部準備しておいて下さい」
Have 40 copies, no, check that, 50 copies of the document ready for the presentation. Q
Prairie Fire
「野火のように広がる」のwildfire またはbushfireですが、この表現を聞くと思い出すのが、Little House on the Prairieという本です。作者はLaura Ingalls Wilderで、この本の主人公、Lauraです。
日本でも「大草原の小さな家」としてテレビで放送されました。1975年から1976年です。
19世紀アメリカの、Homesteaderと呼ばれる西部開拓者の家族の物語です。Little House in the Big Wood「大きな森の小さな家」から始まって、家族が幌馬車に荷物を積んで未開のアメリカ大陸を転々としていくシリーズ。
全部で9冊あるシリーズですが、テレビドラマの影響もあり、「大草原の小さな家」が最も有名です。
その本の中に、Chapter 22 Prairie Fireという章があります。
舞台はカンザス州の大草原。春になり、雪解けした大地をお父さんが耕し始めた頃にこの草原の火事が起こります。
"I do believe it is going to storm," Ma said, looking out of the window. Laura looked, too, and great black clouds were billowing up in the south, across the sun.
黒雲が現れるのですが、嵐かと思いきや、これが草原の火事でした。
"Prairie fire!!"he shouted. "Get the tub full of water! Put sacks in it! Hurry!"
お父さんが慌てて帰ってきて、お母さんに木桶に水を組むように言うと、家族総出で火消しにかかります。
Pa was plowing, shouting at Pet and Patty to make them hurry. The sky was black now, the air was as dark as if the sun had set. Pa plowed a long furrow west of the house and south of the house, and back again east of the house. Rabbits came bounding past him as if he wasn't there.
お父さんは家を守ろうと、必死で家の周りに溝を掘っていきます。そしてこの場面で慌てて草原を逃げてくるウサギたちの様子も書かれています。まるで、日が沈んでしまったかのように空が暗い、とありますね。
"I couldn't plow but one furrow, there isn't time, " Pa said. "Hurry, Caroline. That fire's coming faster than a horse can run.”
「火の勢いは、馬が駆けるスピードより速いぞ」、お父さんがこう言っています。この広がり方、これこそwildfireですね。
この後、お父さんは家を取り囲んだ溝の外側に、わざと小さな火をおこして、この小さな火(文中ではbackfire(向かい火)と書かれています)で草原の火事の勢いを止めることができ、家族も家も無事でした。
この一冊の中には、このように信じられないような過酷な自然との闘いが描かれています。それでもインガルス一家は強いし、明るいです。他に助けも期待できない中、団結して前進していく一家や仲間の開拓者達。これこそが、frontier spirit「開拓者魂」ですね![]()
シリーズ全部素晴らしいですが、どれか一冊、と思われる方は是非このLittle House on the Paririeを読んでみて下さい![]()
