以前、釣りにいったときの話です。
グレの当たりが止まり、仕掛けを変えるか、投入点を変えるか迷っていたら、
ウキをじわ~っと押さえ込むアタリが出ました。
わたくしは、フグかチヌだなと思いました。
少なくともグレではないな、と。
とりあえず、軽くアワせました。
何か、ゴミを引っ張るかのような引きです。
こりゃ、チヌでもないな。
いつも釣れるようなフグの引きでもない。
いつものフグだとカタカタと竿を振動させるような引きです。
水面近くまで浮かせると、コイツ。
キタマクラです。
わたくしが言うまでもなく、毒魚です。
以前、わたくしの知り合いがコイツを釣り上げ、人にあげたそうです。
たしかに、たまにしか釣りをしない人や、全然釣りをしない人からみれば、
一般的なフグの形とはちがうんで、フグと同じような毒をもってるなんて知らないでしょうね。
もらった方がどうなったかは知りませんけど(笑)
(一般的に「食べられませんよ」的な色と形なんで食べなかったでしょうけど)
話を元に戻します。
キタマクラを水面まで浮かせると、カゴでアジを釣っていた近くの人が騒ぎ出しました。
「おおっ!ウマヅラハギじゃ!!」
「こんなところでもウマヅラハギが釣れるんじゃな~」
「こんなのが釣れればなぁ~」
「今晩のいいオカズじゃ!!」
(もちろん「晩御飯の」です)
・・・・・・・・・・・・・・。
わたくしは、キタマクラをぶち抜いて、針をはずして即、リリースしました。
「ああっ!なんてことを!!」
「いらんのなら、ワシにくれればよかったのに!!」
・・・・・・・・・・・・・・。
その後、このおぢさんに今後のために丁寧にご説明申し上げました。
ひとつ勉強になったね、おぢさん。
(ある意味「命拾い」かな?)
