色んな人の意見を読む前に、自分が最初に思ったことの走り書き。



和田彩花が卒業を発表した。


夕食をとっている食卓でiPhoneの画面が光り、
フォローしているブログの更新を知らせた。

「皆さまへ」の文字が目に飛び込み、咄嗟に前のめりになる。

和田彩花

あやちょのブログだ。

この瞬間に息が止まり、ちょっと覚悟した。
遂にその時が来たと思った。

まさか今日。


でも、とびきり明るい話題かもしれないし、
とりとめのない話かもしれない。
それならそうと分かりやすく書かれるだろうけど。

はやる気持ちで画面を開き、読み込んだ先にあったのは、
やっぱり卒業を決めたという知らせだった。

ああ、"いつか"が来たんだ。


ひとまず、ざっとスクロールして全文を読む。

記事の長さがあやちょらしいと思った。
そして、どんな理由で卒業をし、その先に何をするのかという目標を確認して、安堵した。

ほんのちょっとは肩を叩かれることがあったかもしれない。色々あって時期は早まったかもしれない。
けれども、あやちょの「やりたいこと」と「これからやること」は、根本的には全然変わっていないんだと。

それがわかって、記事の冒頭からゆっくりと読み返していった。
まずは一読目でちゃんと理解するまで目に留めていなかった、実際に卒業するタイミングについて。
漠然と今年中のような感覚でいたけれど、2019年の春ツアーとある。
一年も猶予がある。

これはなんてすごいんだろう。
ファンにとっては焦りすぎなくていいという安心感を与えてくれるし、
きっとこの一年で、あやちょはアンジュルムに沢山のものを残していくつもりだ。
アンジュルムは絶対、もっともっと強くなる。
一年後、どんな光景が待っているだろう。
卒業の寂しさを上回るわくわくを感じさせてくれる。


長い文章で語られたこれまでの経緯とあやちょの心境については、上に書いたように、変わらないんだなと思った。

あやちょはずっと「まだまだ卒業する気はない」「30歳でもアンジュルムにいる」と言っていて、25歳定年説が囁かれているハローでそれが出来たらカッコイイと思ってたし、それは当たり前の未来だというように考えていた。
しかし、それと同時に、そんな当たり前の未来を否定するような考え方も頭の中にあって。
あやちょがいることによって安定感やアンジュルムとしての確固たる軸が存在する。けれどもこのまま和田彩花ありきの状態が続くと、バトンタッチの時はどうなってしまうのか?漠然とした不安感が心の片隅には小さく在ったのである。

べつに、そのバトンタッチの時はあやちょが30代になってからでも全然よかった。だって追い出したいわけでは無いのだから。
でもその時は来た。

和田彩花が25歳を超えてもアンジュルムに所属し続けるつもりであったことは多くの人が知っていたけれど、きっと誰もが「そうは言っても、25歳が近くなると肩を叩かれるんでしょう?」と考えていただろう。
どこかで覚悟はしていたのだ。
「遂に」と声が漏れた人はおそらく少なくない。

アンジュルムとしての活動に区切りをつけることに関して、どこまで定年のニュアンスが含まれるかはわからない。けれど、あやちょは卒業してもアイドルを続けると言っている。形が変わるだけで、あやちょのアイドルとしての人生は続いていく。
自分がやりたいアイドルの道を離れないまま、今、後輩たちの背中を押すことにしたんだ。
やっぱりあやちょはカッコイイ。


卒業発表は4月5日の20時、つまりあと数時間で2期メンバー勝田里奈の20歳の誕生日を迎えるというタイミングだった。
2期メンバーが全員20歳を超えるということも、きっと決意させる一つの要素になったのではないか。
一年後、2期メンバーの誰かが新しいリーダーになって、新しいアンジュルムを作る。誰がその座に就いても頼もしく率いてくれるのは想像に難くない。
全員が成人を迎えた2期が引っ張っていくというのは、アンジュルムの新たな安心感となるに違いない。



ハロプロメンバーの卒業というのはいつも寂しい。
その人の大切な人生なのは理解しているつもりでも、いつまでも大好きな姿を見ていたいと思う。

今回も、あやちょのブログを比較的冷静に読み終わってから暫く経って、寂しさが込み上げる時間があった。
ところが自分なりに本人の言葉をかみ砕いていくうちに、今後のことを考えてわくわくする気持ちのほうが大きくなった。
"いつか"と思っていたアンジュルムの大きく変わる時が今来た。
旅立ちの春までにアンジュルムの戦闘力はどんどん上がっていくだろう。
こんなの、楽しみじゃないわけがない。


私は、大好きなアンジュルムと大好きなアンジュルムのメンバーたちが、これから大きく成長していくのだということが嬉しい。
あやちょが卒業を決めなかったら成長は全く無かったというのではなく、あやちょの影響力ならそれくらいさせてしまうでしょう?という気持ちで。



アンジュルムの和田彩花、そして和田彩花のいるアンジュルムが見られるのはあと一年。
まずは明日から始まるホールツアーで存分に体感したい。