私は昔から物理学を整合的で一貫した体系として自分の中でうまく組み立てたいと思い、色々試行錯誤を繰り返してきた。数学的理論である物理学を十二分に理解するために必要な数学と、物理学の意義と利用範囲を規定づける哲学を学んできたが、その成立要件から最先端の研究までを網羅してなお自分の中で一貫性を保つ物理学は、いまだ完成に程遠い。

 

 しかし、一人の人間が物理学という学問と対峙するにあたって、物理学に振り回されるのではなく、物理学を鳥瞰的に見る、そして物理学という恐るべき巨人を人間が統御するには、物理学を己の中ではじめから組み立てなおしてみる、再構成してみるという作業は絶対に必要である。

 

 大分苦労しているが、私はいつか物理学を一貫した形で、既存の考えを一貫性に必要なだけ再構成して、己の中で整合的に構成することを目指している。それに成功すれば、計り知れないほど素晴らしい結果を生むだろう。