優秀な
セールスレディや
セールスマンは
顧客に対しての訪問は
誰よりもは丁寧である。
誠実に何度でも
パンフレットを持参して
訪問を繰り返す。
顧客からしてみると
「しつこい奴」
という印象を抱くだろう。
ところが
何度も訪問されているうちに
まったく
買うつもりがなかったのに
契約を交わしていた。
そういう現象が起こる。
これは
人間心理を巧みに利用した
結果といってもよいだろう。
買うつもりのなかった顧客が
契約してしまったのは
何度も訪問されているうちに
心理的な負い目の感情が
生じたからである。
つまり
知らず知らずに
「借り」があるという
心理が働いていたのだ。
相手から一方的に
借りを作らされて人間は
心理的な重荷となって心に残る。
だから
何とかして借りを返し
スッキリしたい
と思うようになるのである。
顧客は契約を交わすことによって
「借り」を返したのだ。
もちろん
一度や二度の
訪問だけだったら
このような心理状態には
ならなかっただろう。
諦めることなく
誠実に何度も
訪問したから顧客の説得に
成功したのである。
そういう意味からすると
優秀な営業マンは
優秀な心理学者
といっても
過言ではないのである。
こういった心理は
恋愛にも応用することができる。
好きな女性にアタックし
一度や二度
拒否されたからといって
簡単に諦める必要はない。
誠実に何度も
アタックして「借り」を
作ることに成功すれば
「女心」を射止めることが
出来るかもしれないから…。
「すけこまし」
という俗語ある。
現代では
死語になっているようだが
狙った女性を次々と
上手に口説き落としていく
男を意味している。
「すけこまし」は
本来良い意味の言葉とはいえないが
女性を口説き落とす
テクニックや魅力を持った人
という褒め言葉としても
使うこともある。
「すけこまし」の中には
当然のことだが
女性を惹きつける充分な
外見的な魅力を持つ男もいるが
どう考えても
そういう魅力を感じさせない者もいる。
もしかしたら
そういう男は
女性に対し
「借り」を作るのが
誰よりも
上手いのかもしれない…。























