4月後半から5月にかけて、温帯低気圧の急速な発達によって大風を伴う嵐のことをメイストーム(和製英語)と呼んでいる。 海や山は大荒れの天気となり遭難事故が多発する。
メイストームの語源となった海難事故は60年前の今日(1954年5月10日)起こっている。
5月8日に黄海で発生した温帯低気圧は翌9日に急速に発達しながら時速70~80km の猛スピードで10日にかけて北海道へと進んだ。 9日朝9時に988hpa だった低気圧が翌10日朝9時には952hpa まで発達した。 つまり一日で36hpa まで下がっている。 (一日で24hpa 以上下がるのを爆弾低気圧と言う。)
ちょうどサケ・マス漁の時期でもあったため北海道の海域では多くの漁船が出漁していた。 天候の急変により漁船は帰港のタイミングを失い、沈没・流失が348隻、死亡・行方不明者が361人の大惨事となった。
この海難事故がきっかけとなって気象学者はこの時期発生する同様の嵐をメイストームと名付け、研究を始めたと言われている。
温帯低気圧は発達度合いによっては台風より怖い。 急速に発達したり、強風の吹く範囲が台風より広い場合があるからだ。
台風は熱帯低気圧なので、水蒸気がエネルギー源であるのに対し、温帯低気圧は温度差が発達の要因。 初夏の暖気と冬の寒気がぶつかりやすい今頃がもっとも発達しやすい時期だ。
60年前の今日、犠牲となった漁師に哀悼の意を捧げ、彼らの死を無駄にしないためにも急激な天候の変化には最大限の注意を払っていきたいものだ。
メイストームの語源となった海難事故は60年前の今日(1954年5月10日)起こっている。
5月8日に黄海で発生した温帯低気圧は翌9日に急速に発達しながら時速70~80km の猛スピードで10日にかけて北海道へと進んだ。 9日朝9時に988hpa だった低気圧が翌10日朝9時には952hpa まで発達した。 つまり一日で36hpa まで下がっている。 (一日で24hpa 以上下がるのを爆弾低気圧と言う。)
ちょうどサケ・マス漁の時期でもあったため北海道の海域では多くの漁船が出漁していた。 天候の急変により漁船は帰港のタイミングを失い、沈没・流失が348隻、死亡・行方不明者が361人の大惨事となった。
この海難事故がきっかけとなって気象学者はこの時期発生する同様の嵐をメイストームと名付け、研究を始めたと言われている。
温帯低気圧は発達度合いによっては台風より怖い。 急速に発達したり、強風の吹く範囲が台風より広い場合があるからだ。
台風は熱帯低気圧なので、水蒸気がエネルギー源であるのに対し、温帯低気圧は温度差が発達の要因。 初夏の暖気と冬の寒気がぶつかりやすい今頃がもっとも発達しやすい時期だ。
60年前の今日、犠牲となった漁師に哀悼の意を捧げ、彼らの死を無駄にしないためにも急激な天候の変化には最大限の注意を払っていきたいものだ。