『未来共創新聞』の3月15日号が校了しました。ちょっと難しいかもしれませんが、じっくり読んでいただければ、クオリティを感じていただけるのではないかと思いますが……。


 最終面はケーエムフーズの三木勝正社長を紹介しています。

 三木社長は兵庫県須磨の生まれで幼いころから山に海に川に、自然の山菜や魚をとって走り回る自然少年でした。お母さんは、人のことばかり心配して自分のことは構わない菩薩のような人です。そんなお母さんの心根をついで三木社長も、将来世代や地球の未来を考える、心優しい人です。


 カタクリの花をご存じでしょうか。紫の可憐な花です。春になると美しい岐阜蝶が飛来して甘い蜜を吸います。秋の種は地に落ちて蟻の巣に運ばれ、巣から芽を出すのに3年。芽を出してから花を咲かせるまでに更に8年。そしてカタクリの根が地下に深く根付く大木に成長するまでに合計30年を要します。


 このカタクリの根から採るのが片栗粉です。現在市販の片栗粉はジャガイモのデンプンが原料なので本物ではありません。


 三木社長は、父の如く慕い尊敬する料理人の方の思いに触発されて、大阪北摂の畑の土手にカタクリの種を蒔き、30年後には片栗粉がいっぱいつくれるカタクリの林にしたい、その時は、国内と世界から、観光客が北摂の地を訪れるだろうと、夢を語り、今その実践をしています。


 そんな三木社長のことを少し記事にしました。是非お読みください。


 日本には古来、素晴らしい食材があり、美しい自然があり、心優しい人々がおり、深い文化があると思います。戦後の日本人は、自信を失い、過去の美しい文化や、日本人の本来の優しい心根まで否定、疑問に思い、ただただ欧米を追いかけてきたという一面があります。


 もちろん欧米は欧米で素晴らしい文化と伝統があり、大いに学ぶべきなのですが、ルーツを忘れ根を離れて美しい花は咲きません。


 カタクリの林が片栗粉の食文化を蘇らせるように、私たちも、もう一度、日本文化の深層に目を向けてみようではありませんか。