北海道を支配するコンビニ

セブイレブン、ローソン、ファミリーマートなど、コンビニチェーンを全国に展開する中、北海道には三大大手コンビニを凌ぐ、コンビニが全道に展開している。その名はセイコーマート

北海道民には知らぬ者なし、セイコーマートこそが北海道の誇りみたいな感覚さえある

例えば、セイコーマート周辺に大手コンビニがあっても、とあるものを買うならセイコーマートに行く

「とあるもの?」とは、お弁当で、セイコーマートでは店内で調理し販売するシステムがあり、その名をHOT CHEF(ホットシェフ)

これが最大の人気であり、商品は豊富に揃えてある



HOT CHEFの売りは?

カツ丼、カツカレー、豚丼に加え、大きなおにぎりの品数も豊富。サイドメニューには、やきとり(塩コショウ)、こんがり焼きチキン、フライドポテト、フライドチキン、フランクソーセージ、更にはパンまで店内で焼くなど、常に温かい状態で、焼きたてを提供する。タイミング合えば、全てを出来たてで頂けるのだ

とくに「おにぎり」は充実し、紀州梅、すじこ、チーズかかお、鮭などは私のおすすめ。過去には「松前漬け」なども見かけたが、最近は見ていないため期間限定販売だったのかな?と
男性の拳くらいの大きさで、値段も通常おにぎりよりはお高めだが、買って損なし!

震災時に発揮したセイコーマート

2018年9月6日に発生した、北海道胆振東部地震により、全道全域がブラックアウト(停電)し、道内のお店は、通常営業が不可能状態に、品が無くなれば閉店になる中、セイコーマートはなんと95%の営業を行った。これはセイコーマートが災害時に独自のマニュアルがあるそうで、停電中でも営業可能にしたのがHOT CHEF

店内調理に加え、ガス釜が使えた為に、普段より提供品は少なくてもゼロにはならない。災害時、真っ先に水や食料確保に行く店はコンビニでしょう、24時間営業ですからね

セイコーマートは一部は24時間営業ですが、一部は時間営業もあり、稼働率が高い場所や、人口密度の少ない地域は24時間営業だと思われます。セイコーマートは、非常に高いコスパ営業ですね

なので、災害時は時間営業店舗は人混みを避けれるメリットがあり、商品数も維持されている。その中で、やっぱりHOT CHEFは最大の強みと災害時の強さを発揮した形になった

また、地震だけではなく、暴風雪警報が発令していても、セイコーマートの灯りは凄く安心する。道民からは「セイコーマートは神」

「さすがは我らのセイコーマート」などと賞賛された



セイコーマートが街を救うか?

いま、大手大型チェーン店が閉店、閉鎖を決めた。イトーヨーカドーが、北海道から全て撤退するニュースが流れた。一部店舗は、次の店が決まっているが、札幌ドーム近くのイトーヨーカドーは閉店で、次が決まらない。かつては札幌ドームで嵐のコンサートがあれば、イトーヨーカドー福住店は嵐のコーナーを設置するなど話題だったが、今の札幌ドームは、プロ野球の北海道日本ハムファイターズが北広島市に移転し、福住エリアは徐々に活気を失って来ている。札幌市の最大の汚点であり、最大の失態が招いたものだ

それに加えて、札幌ドーム周辺コンビニが撤退し始めているのも最近私は、通勤中にみてきた

周辺の駐車場が取り壊されるなど、人混みが止まれば不要になりはじめるが、取り壊された駐車場後には、福住の救世主とでも言えるマクドナルドが春にオープンする


コロナウイルスの影響、日本ハムの移転、コンサートの縮小など札幌ドームはどんどん悪くなる。まだ北海道コンサドーレ札幌が本拠地で使用したり、先日はQueenがコンサートを開くなど、辛うじて維持もされているが、今後札幌ドームには維持費問題も出てくる。ネーミングライツを募集しているが、それも未だに何にも発表はされていない。年間2億5000万円の最低4年契約、単純に10億円ですから、よっぽど大手でなければ名乗りはないと予想

再び札幌ドーム周辺を活気に戻すには、セイコーマートのように強みあるコンビニ店と、何かしらタイアップして行かないと、10年後の札幌ドーム、福住周辺は衰退している