とうとう公式から発表された
FC東京、小柏剛完全移籍で獲得と...
札幌が誇るスピードスターが、札幌を離れる
札幌在籍4年間、特別指定選手から試合出場し、昨年はスコットランドのクラブからもオファーが届いた
そして日本代表にも招集されたが、負傷により辞退も、札幌の未来を描けた逸材だっただけに、FC東京完全移籍は寂しい限りだ
「環境を変える必要がある」とコメントしていたが...
北海道コンサドーレ札幌もＪ１に定着してから、大卒の逸材を沢山獲得した。その中でもFW小柏剛、MF金子拓郎、DF田中駿汰、MF高嶺朋樹は、札幌の黄金カルテット的存在感。
４選手とも、日本代表に選ばれてもおかしくない実力を持っている。しかし、金子拓郎はクロアチアへ、高嶺朋樹は柏レイソルへ、田中駿汰はC大阪移籍が有力、そして小柏剛が来季からはFC東京となる。現在、田中駿汰の去就は公式からは発表されていない。
更に悪い流れなのか、世界でも評価が高いFKを持つDF福森晃斗が、横浜FC(Ｊ２)に期限付き移籍される模様。横浜FCは今年Ｊ２降格となったが、札幌で長く指導した四方田さんが監督。
四方田さんが、福森晃斗を是が非でも獲得したいのは、やはりその目で福森のプレーをみて、2024年にＪ１再昇格を目指すために必要だったのかな？
しかし、札幌は流出が止まらない状況の一方で、公式発表から獲得と出たのは、今日、G大阪の鈴木武蔵が期限付き移籍で獲得したのみ。明治大学のMF田中克幸、福岡大学のDF岡田大和、札幌U18FW出間恩努、2025年内定のMF木戸柊摩(札幌U18出身・大阪体育大学3年)、噂にある横浜FCのMF近藤友喜に完全移籍オファーを出しているのみ。
【公式発表されている獲得選手】
・FW鈴木武蔵／G大阪から期限付き移籍
・MF田中克幸／明治大学から加入
・DF岡田大和／福岡大学から加入
・FW出間恩努／トップ昇格
・MF木戸柊摩／大阪体育大学2025年内定
【公式発表されていないが獲得の噂】
・MF近藤友喜／横浜FC・U22日本代表
【完全移籍・期限付き移籍】
・FW小柏剛／FC東京完全移籍
・DF田中駿汰／C大阪移籍有力
・DF福森晃斗／横浜FC期限付き移籍の噂
【退団・契約満了】
・MFルーカス／退団
・FWトゥチッチ／退団
・GK大谷幸輝／退団
【残留意思を示した選手】
・MF荒野拓馬／コメントにて残留の意思あり
【契約更改】
・現在、契約更新の発表はひとりもされていない
【新外国人獲得】
・現在、新外国人獲得の噂はひとりもいない
【期限付き移籍から完全移籍】
・GKク・ソンユン／期限付き移籍中のＪ１京都に完全移籍
・DF井川空／Ｊ２ファジアーノ岡山に完全移籍
【レンタルバック？】
・GK中野小次郎／Ｊ２ツエーゲン金沢から復帰？
・MF田中宏武／Ｊ２藤枝から復帰？
北海道コンサドーレ札幌の登録選手は、Ｊ１の中でも最小限であり、選手が負傷離脱した場合、かなり起用負担が大きくなって、主力選手にも影響を及ぼす傾向にある。
またクラブ財政的な面で贅沢な資金もなく、クラウドファンディングなどを開催し資金確保もする。しかし強化費に振り分けるより、設備投資、維持費負担に回っている気がする。
今、北海道コンサドーレ札幌は他クラブから獲得オファーが届く中で、移籍金は大事な資金調達。小柏、田中駿汰が移籍となれば、2人で3億円～5億円程度は札幌も要求したいと思う。
チャナティップが川崎に完全移籍した際は5億円と言われているが、小柏、田中駿汰は日本代表にも匹敵する逸材、金銭面の妥協はしたくないはずなのだ。
しかし、新外国人選手の獲得がないのは、ちょっと不安になる。主力選手だったルーカスが退団したことで、その抜けた穴はあまりにも大きい。現在、札幌の外国人選手は、韓国のFWキム・ゴンヒ、タイのMFスパチョーク程度だ。やはり外国人選手は、FW、MF、DFに各1人は配置、登録しておきたい。
もし札幌が、新外国人選手獲得するなら、かなり妥協して川崎を退団するFWレアンドロ・ダミアンがいい。札幌は、磐田を退団したジェイを獲得した経緯もあるだけに、レアンドロ・ダミアンは、第2のジェイ的存在になれる可能性が高いし、川崎での実績のある選手だった。年俸1億円の単年契約なら、獲得不可能ではないはず。
新外国人選手獲得は国内リーグで実績のある選手が妥当だ。
またDFならC大阪契約満了となったヨニッチあたりもいいかも知れない。ダミアンとヨニッチの２選手獲得を2億円以内なら納得できるし、ある意味破格的に思えるくらいの逸材。
元カナリア軍団のダミアン、元世代別代表のヨニッチ、ダミアンは34歳、ヨニッチは32歳。問題はミシャの戦術にフィットできるかが鍵となるが、是非、北海道コンサドーレ札幌に欲しい選手。
来年の開幕はルヴァンを制したアビスパ福岡戦、開幕ダッシュが重要になる。