6球団によるFA山崎福也(オリックス)争奪戦は、完全なるマネーゲームに展開中。2023年の山崎の年俸は6000万円(推定)、獲得球団の提示額は複数年契約+年俸だが、9年間で39勝45敗3Hで、二桁勝利を記録したのは2023年が初。現在まで交渉にあたった球団を整理してみる。


巨人/4年契約、10億円以上

SB/4年契約、12億円、背番号47番用意

ヤクルト/4年契約、8億円以上、背番号11番提示か?

DeNA/4年契約、8億円以上


オリックス、日本ハムを残すのみとなった。4年契約で8億円~最大12億円と山崎福也の価値が高まっている。

正直、かなりの破格な条件提示に、山崎本人も驚いているのではないか?一方で、もし日本ハムの加藤貴之がFAしていたら、恐らくは獲得球団も同じだったのではないか?そうなると、やはり加藤争奪戦も超破格提示額だったかも知れない。

加藤が日本ハムと契約更新は、4年契約12億円だから、ひょっとしたら山崎獲得に同等か、5年契約3億円あたりで踏み込む可能性が高い。


【山崎と北海道の関係】

2008年3月21日、北海道大学病院で小児脳腫瘍手術を受けた。全ての腫瘍摘出に成功した。

今年亡くなった、阪神タイガースの横田慎太郎も脳腫瘍で、山崎は横田との対戦を願っていた。

父親は山崎章弘、1990年から日本ハムでプレー、引退後も日本ハムの二軍コーチを歴任した。2020年には巨人巡回打撃コーチも、翌年に退団し、今は女子野球チーム、兵庫ブルーサンダース監督を務めている。1979年巨人からドラフト2位指名、現在62歳。


ちなみに北海道大学病院で手術した医師は、神の手と呼ばれていた澤村豊医師だったそうだ。現在は、さわむら脳神経クリニック(札幌市北区)を開設してるようです。山崎福也は、北海道の学校には通ってなかったようで、埼玉県所沢市出身。


もし、日本ハムが獲得できれば、その影で「執刀医の澤村豊医師」への恩返しも含まれているのではないか?もちろん父親が、日本ハム所属した縁もあるだろうが。ちなみに昨年オリックスからFA加入した伏見寅威(北海道出身)は、山崎福也の専属捕手だった。


決して縁遠くない北海道と山崎福也

ファイターズファンなら、この話はわかっているだけに、山崎福也、北海道日本ハムファイターズ加入の朗報を待ち望んでいる。


プロ野球選手である以上、評価は金額も勿論大事な契約内容

今の山崎福也投手獲得には、最低4年契約以上、8億円以上が相場となる。巨人、ソフトバンクは金銭額は10億円以上を提示、それ以外の獲得を目指す球団は、誠意と複数年契約をみせている。

最後の決断は、山崎本人の考え方のみだろう。様々なことを乗り越えてきただけに、考えていることは多いはず。


【過去記事】