少し痴呆の気が出たのだろうか、母が同じことを繰り返して言うようになった。

娘を連れて実家に帰ったときのことだ。

喜んだ母は、早速娘に「小遣いを・・・」と財布を取り出す。

「いいよ、いいよ・・・」と遠慮しながら娘は、うれしそうな顔を隠しもせず、

何度かのやり取りの末「おばあちゃん、ありがとう」となる。


その後3~4回だろうか、「小遣いを・・・」と財布を出しては、

「おばあちゃん、さっきもらったよ」と繰り返すことになる。


床について、しばらくした時だった。

突然、母が部屋に来て言う、「こんな若い子連れ込んでどうしたんだ・・・」

えっ~、「娘だよ、娘!」

「何言ってんの、大人をからかうもんじゃない・・・」

「いやっ、あのっ、娘だよ、娘!」

娘も「おばあちゃん私だよ、私」と、加勢するが母は聞く耳を持たない・・・

ようやく、納得・・・いや、あきらめた母は、部屋に戻るが、

また、来て繰り返す。

次の朝には、また、母と息子と孫娘になるから不思議だ。


そんなやり取りをした部屋には、

穏やか笑顔をした母の遺影がある。



単身赴任の私が、久しぶりにお盆帰省したときのこと


妻は、前日から仕込んだ冷凍のおにぎりや、

缶詰、ラーメン・そば・うどんなどの麺類に冷凍品、

東京に戻る私にいつになくたくさんのお土産をもたせた


夜中、早速にとおにぎりとおかずを物色

冷凍肉を解凍しようとして目を落とすと「賞味期限 2009.12・・」、

え~っ、半年以上前!!

びっくりして冷凍魚を見ると9月の表示でホッとしてよくよく見ると、

「賞味期限 2009.9.・・」、

一年前かよ!!でも魚や肉で良かった、

腐ったり、悪くならないからね


それ以来、ひどい下痢に悩まされているのは偶然だろうか?