AIM の世界セイハ日記 Back in California -302ページ目

オペラナイト

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Opera


引き続き、金曜日の様子をお伝えしたいと思います。

デンマークでは、初めてのオペラ鑑賞に出かけてきました。

バレエ鑑賞を何ヶ月かに一回はご一緒する、Nくんのファアファアとファアモア(おじいちゃん、おばあちゃん)のアイディアで、今回はオペラ「Madama Butterfly」(日本名:「蝶々夫人」) を見に行くことになりました。

1904年にミラノで初めて公演され、長崎を舞台に、アメリカ海軍士官に恋をした日本人女性の半生を描いたもの。ブロードウェイミュージカルのミス・サイゴンなどもこの作品から影響を受けているようです。

いつも外から見るだけで、ロビーにはちょろっと入ったものの、実際に劇場の中に入るのは今回が初めてで、すごくわくわくしてしまいました。

ヘニング・ラーセンによってデザインされた、デンマークのアイコンとも言える、オペラハウス。船を意識した、大きな屋根とパンプキンと呼ばれる中に浮いた劇場が目玉です。

中は、こんな感じ。

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Opera


フォイヤーには、たくさんのレベルの違うブリッジが劇場の入り口へとつながっており、古い一般の劇場だとここでぎゅうぎゅう詰めになるはずが、人々がそれぞれの階に散らばれるので、とてもスムーズに身動きができます。とても開放感のある、そして高級感のある内装です。

つやつやのオレンジ色にそまるパンプキンは、メープルウッドで作られ、まるで巨大なバイオリンの表面を見ているよう。実は、バイオリンを作るテクニックを使ってこのサーフェイスを作る案もあったらしいのですが、それは、お金がかかりすぎるということで、他の手法が取り入れられたそうです。

パンプキンの中は、

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Opera


ダン!今まで入った劇場の中で一番圧倒されたともいえるほど、ぐあーっと広がる空間。重厚感がありとても素敵でした。座る席も段差があるので、前の人の座高が高くて見えないなんてことはありませんでした。

肝心なオペラのほうはというと、たぶん「Madama Butterfly」は、日本をテーマにするなど1900年代に作られたものにしては斬新なアイディアだとは思いましたが、今ではありきたりなストーリーというか、とくにMy favoriteというほどのものではなかったです。ですが、オペラ団員の人たちのスキルが非常に高く、とても質のいいものを見せてもらいました。

歌はイタリア語で、サブタイトルがデンマーク語で、出てくる人はアメリカ人と日本人というとても不思議な組み合わせでもありました。

アメリカ海軍士官が、マダム・バタフライとの結婚を反対されている場面で、「私は、各国を代表する美女と結婚してみたいんだ~音譜だが、最終的にはアメリカ人のワイフを見つけたい~音譜。」と歌っていて、なんてヤツだ、と腹が立ちました、、。

ミス・サイゴンやその他の、西洋人がアジアのエキゾチックな女性と恋に落ちるという類の名作は、だいたいその時だけは、本当の恋をしていて、後のことを考えないというものが多いのですが、マダム・バタフライでは、初めから、真剣な結婚を考えていないというところが、妙に現実的で、以前の沖縄でのことなどを考えると、この時代には、よくあったシチュエーションだったんだろうなと思いました。

遊ばれていたのを知らず、忍耐強く何年も待ち続ける日本人女性の姿が、悲しくはかなくも見えて、またはバカっぽくも見えて、微妙な気持ちになりました。

ストーリーと演出はいまいちでしたが、マダム・バタフライ役のオペラ歌手の歌唱力がすごかったところには拍手。遠くから見ると本当にアジア人に見えました。でも、双眼鏡で顔を見ると、白人のおばちゃんぽい顔でちょっとがっかりしましたが、、、。やっぱりね、、汗

いつも思うのですが、オペラは生声といえども、音響効果のせいか、マイクを通して音が伝わってくるように聴こえるので、やっぱり見るほうも楽しめるバレエのほうが良いかなと思いました。