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デンマーク、グリーンカード

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Greencard


今日は、少しシリアスなお話をしようと思います。ちょうど去年のこの時期、待っていたグリーンカードを取得することができました。私が、デンマークへ渡った2009年は、ちょうど不況の真っ只中で、インドやパキスタンからのイリーガルなアプリケーションが殺到するといったうわさもあり、グリーンカード取得のもっとも困難な時期でありました。

最近、ワーキングホリデーを使って、デンマークで仕事の経験を積んでみたいという若い方が増えているようで、短い12ヶ月を過ごした後に、このままデンマークに残ってもう少し仕事をしたいと望んでいる方も多いと思います。

現在デンマークでは、コンサバティブで排他的な党派が政治をリードしており、外国人へ対するビザ獲得は、年々難しくなっています。

私も海外生活が長いものですが、夢を持って、勇気を持って海外に出て経験を積もうという人々の応援が少しでもできたらなあと思い、ずっと書こうと思って書けずにいたグリーカードを取る方法について、書きたいと思います。


1)グリーンカードはポイントシステム

グリーンカード獲得には、教育のレベル:educational level、言語能力: language skills、仕事経験: work experience、適応性:adaptability、年齢:ageの6項目が審査され、最低100ポイントを得た人だけに、受理されます。あらかじめ、ちゃんとポイントが100を超えているか確かめてからアプライしてください。詳しくは、

http://www.nyidanmark.dk/en-us/coming_to_dk/work/greencard-scheme/greencard-scheme.htm

教育レベルは、マスターを持っていれば60ポイント、PHDをもっていれば80ポイントなど、上にいけばいくほどポイントが高くなります。更に、出た大学が全世界トップ400以上だと5ポイント、200以上だと10ポイント、100以上だと15ポイントとボーナス点がもらえます。

言語能力項目では、もちろんデンマーク語、北欧の言語、ドイツが話せるとポイントがつきますが、だいたいの日本人の方には、トッフルが相当すると思います。又は、英語圏の大学を出られた方は、卒業証書とデパートメントからのレター、成績表を、同じく英語圏の国で仕事をされた方は会社の責任者のレターを提出するとポイントがつきます。

仕事経験項目では、経験が長いほどポイントは高くなりますが、ポジティブリスト内に入っている分野で仕事された方は、更に高いポイントがつきます。ポジティブリストとは、デンマークで人手が足りない職業リストのことをいいます。デンマークで、デザイン系に就職したいと考えている方も多いと思いますが、残念ながら、アート系、建築デザインなどは、人材が既に溢れているので、リストには入っていません。

適応性は、EU圏、スイスで学校を出た人にポイントがつき、年齢は34歳以下の将来性のある若者だとポイントが高くつきます。

アプリケーションと提出しなければならないもののリストは、下のリンクのGR1をクリックしてダウンロードできます。

http://www.nyidanmark.dk/en-us/coming_to_dk/work/how_to_apply.htm


2)イミグレーションセンターでは、しつこく粘る

デンマークのイミグレーションシステムは、非常に効率が悪く、ポイントがちゃんと100点以上ある多くの人が、グリーンカードを受理されないまま、長い間待ち続けています。ここでは、毎週の電話、時間があればイミグレーションセンターに直接通うなどをして、プレッシャーをかなーりかけないと、長い間、ぐたぐた後回しにされていることが多いので、あきらめないでがんばりましょう。待ち時間は、だいたい3ヶ月くらいが目安ですが、押せば押すほど、この期間は短くなります。

日本からアプライされている方は、日本で待つことになると思いますが、デンマーク内で提出した方は、グリーンカードが出るまで、デンマークの3ヶ月以上の滞在期間が許されています。

しかし、ここで注意。提出してハンコウを押されたからといって、グリーンカードを受理されたわけではない。デンマークのイミグレーションルールは、厳しいようで、断定的なルールがちゃんと法として記されていない場合が多いので必ず、3ヶ月以上のステイがこの提出時点で、承認されたという証拠をなんらかの形で書いてもらう。

ちなみに、わたしは、彼らの言葉を信用して、グリーンカードを待っていたら、突然、「現在、グリーンカードのアプリケーションが殺到していて、期間以内(3ヶ月以上、ビザなしでステイする外国人が増えすぎたために問題になったといえる。)にプロセスできないので、2週間以内に国へ帰ってください。」という強制送還の手紙が届きました。

アパートにも契約して、100万円ほどのディポジットを既に払っていたので、これはないだろうと、Nくん、Nママを付き添い、イミグレーションセンターへ猛反論しに行きました。

もちろん、こういった状況におちいったアプリキャントは大勢いて、ニュースで取り上げられるほどの大問題になりました。

イミグレーションセンターの人々は、態度が大きいわりには、法に関する知識は浅く、個人面接をしても何にもならないことが多いです。問題があった場合は、ここでもめないで、すぐにアピールという形で、Ministry of Integrationへ出向くのがお勧めです。


3)ポイントが100以上なのにグリーンカードが受理されなかった場合

すぐに、ミニスターの方へアピールしに行ってください。直接、Ministry of Integrationの建物へ出向いて、フロントデスクですぐにアポが取れます。

ここでは、個人的にミニスターのアシスタントが面接をしてくれます。ここでの対応は、イミグレーションと比べて天と地のように差があり。しっかりと、リスペクトフルに話を聞いてくれます。

ここで、勘違いしないことは、アシスタントは、我々のアピールをしっかり聞いて、共感してくれて、感じがいいのですが、自分サイドに立っていると思わないことです。デンマーク人の知り合いがいたら必ず、ついてきてもらうことが信用を深めるキーとなります。


今後のグリーンカード取得は、簡単になりそう、、、?

ここでの我々の行動は、後に大きな変化をもたらす、きっかけとなりました。(と願う、、、、)。

毎週ミニスターのアシスタントに電話しては、反応がネガティブで、ここでもうダメかというときに、Nくんがある政治家に電話をしました。デンマークでは、直接興味のある政治家と話すことができるんです。ここはやっぱり、Democracyですねー。

外国人のデンマークでの貢献、グリーンカードシステムの導入をサポートする若き政治家さんでありました。彼が親交の深いミニスターのほうへこの出来事について、直接レターを書いてもらうことになりました。もしグリーンカードが出なかったときを考えて、日本大使館へも行きまいした。

更に、デンマークのパブリックラジオで、Nくんがこの矛盾したグリーンカードシステムについてインタビューを受け、この一件で我々がどれほどのダメージを受けたかということを語りました。放送の一部で、ミニスターへの突撃インタビューがあり、「これからは、ちゃんと効率的に書類を振り分けて、しっかりと偏見なしにグリーンカードのプロセスをしていこうと思います。」という言葉が返ってきました。その後、ミニスターから直接に謝罪のレターをもらい、2週間以内の強制送還は却下されました。

そして、その約2ヶ月後にグリーンカードをいただくことができました、、、。


この後、私の話を聞いた日本人の知り合いがすぐにグリーンカードを受理されたという話を聞きました。デンマークは、日本との交流が意外にも深く、一人でもこういったことが起こるとまずいということで、他の国の人にはもうしわけないのですが、日本人のグリーンカード取得はとても有利になったのではないかと思います。

今考え中のみなさん、ワーホリでデンマークへ来てもっと残りたいと思っているみなさん、この一件で、日本人のグリーンカード獲得は、前よりはるかに簡単になっていると思います。そこまでして、デンマークに住みたい?とも思う人のほうが多いかもしれませんが、とくに北欧デザインを慕ってきている方など、あきらめずに頑張ってみるかいはあると思います。

今日は、まじめなエイムでした、、、、。写真は、最近買った、ORDNING&REDAというスウェーデンの無印のようなメイカーからの、パスポートケース。左に入っているカードがグリーンカードです!すっぽり入って、パスポートと一緒に持ち歩けるので、とてもナイスです。

では、、、、。