古き良き映画館でナウシカを見る | AIM の世界セイハ日記 Back in California

古き良き映画館でナウシカを見る

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Grand Theater


Grand Theater
Mikkel Bryggers Gade 8
1460 København K


最近、ドラえもんにはまっているNくん。というものの、ドラえもん自体、一度も見たことがなく、どら焼きをハンバーガーと間違えるほど何も知らない程度のはまりようです。そんなブームというのもあって、私が家でドラえもんの歌を口ずさんでいると、Youtubeでドラえもんの歌をサーチし始めました。

ドラえもんをサーチしていると、なぜかトトロが出てきて、そしてナウシカのビデオを発見。まだ、これ見てないよねって言って、その日は終わりましたが、その数日後、偶然というかタイミングよく「風の谷のナウシカ」がコペンハーゲン市内の古いシアターで上映しているという情報を得ました。

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Grand Theater


エイムは、小さい古いシアターでマイナーな映画を見るのが結構好きです。「風の谷のナウシカ」は、日本ではマイナーどころではなくて大ヒットだったけれど、こちらでは日本のアニメオタクくらいしか知らないほどマイナーな映画です。

たぶん最後に見たのは、小学生のときだったかな。宮崎駿監督の独特の世界に、子供ながら深いものを感じていたのを覚えています。そんな今ではレジェンドともいえる映画を再び映画館で見れる機会はそんなにない、ということで、仕事の後二人で見に行ってきました。

コペンハーゲンのショッピングストリートの裏道に小さく佇むのが今回の映画館、Grand Theaterです。写真でもわかるように風情たっぷりの古い映画館です。1913年から映画館として使われ、現在は個人経営で、主にインディペンデントフィルムやアートフィルムを上映しているようです。

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Grand Theater


まさに、今ではアートとも言える、「風の谷のナウシカ」。フィルムがやや古びていて、画像がゆれている感じが逆に味が出ていて良かったです。小さい頃見たときは、すごい新しい感覚の映画だったのになあ~。今見ると声優さんの声もアニメーションの感じも古くさい感じがしました。

大人になって見たナウシカは、意外と内容が深くて感心しました。あーあの頃はこういったNature vs. Manみたいなのがとてもポピュラーなテーマだったなあ。人間が作り出した環境汚染のせいで現れたのが腐海の森で、猛毒を放出する植物が生存するのだけれど、実際は汚染されたものを浄化するために生まれたもので、きれいな水と土を与えてあげると毒を放たないという内容。みなさん、覚えていますか??なんだか、少しだけ現在の日本の放射能との戦いを思い起こさせました。目に見えない猛毒とは、まさしく放射能ではないんでしょうか。

他に思ったことは、ナウシカが日本人男子が理想とする日本人女性をとても象徴しているということ。芯が強いだけではなくて、母性的なやさしくてやわらかい部分を持つ女の子。彼女に憧れた男の子はたくさんいたんではないんでしょうか。

Nくんの感想は、、、「アバターみたいだった」のひと言、、。上映中もごそごそ動いてうるさかったです。反対側に座っていた中学生くらいの男の子が、またまたごそごそ動いており、あー日本映画のじりじりした感じにはやっぱりだめなのかなーとちょっと思いました。

いつもは大きな新しいシアターで映画を見るので、たまにはこういった小さい古いシアターでの映画鑑賞もコウジーでいいなあと思いました。外に出たら空気がフレッシュで夕焼けがまたきれいで、チボリ公園の外を歩きながら、デンマークの夏を感じました。