今の自分、過去の自分、、、 | AIM の世界セイハ日記 Back in California

今の自分、過去の自分、、、

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-lampsまたまた寒い一日です。今日は、Nママが仕事で遅くまで帰って来れないので、エイムがクッキングを担当しました。得意料理トップ3に入る、豚の角煮です。寒い日はこれが一番。

バレエのクラシックミュージックをバックに流しながら、ララララーっと優雅にクッキングをしました。最近、暇な時間が多いせいかいろいろと考えます。考えすぎて、夜眠れないほどです。人は忙しいと何も考えず、暇だと余計なことがいろいろと頭を過ぎります。

忙しかった学生時代、特にUCLAでの3年間は、勉強が必死で、何も考えなかったなあーと思います。こうやって、やっと3年間の地獄のような生活(建築の世界では普通であるが異常なほどの徹夜続きだったところなど、、)から抜け出した私は、やっと好きなことをして、考えて、生きているという感じです。

人生初めてのゆったり期間です。

自分の好きなバレエミュージックセレクションを聴きながら、これやっと平和な心で聴けるようになったなーとつくづく思います。17年間、続けたバレエをやめた後の数年間は、聴くと心がぎゅうーっとつぶされるようにきつかった時期も、今では過去の栄光のようにああーあんな時もあったなーと心底メロディーの美しさに聴き入ることができるようになりました。

小学校、中学校と、運動神経がいいというのもあって、急に伸びたバレエの技術。無我夢中でこの先はきっとバレエダンサーになって主役を勤めたいっというのが、この年頃の小さなバレエダンサーたちが夢見るも典型的なものでした。自分の技術が伸びなくなったのは、高校時代。技術磨きより素質が40%くらい閉めるバレエの世界では、私の生まれ持った骨格は、ある一定の基準を超えるのには、至難の業だったのです。

勉強も好きだった私は、自然と大学へ進み、バレエ学科でしばらく頑張りました、、、。一時は、ローカルなバレエスタジオで主役をこなし、期待され続けた時期とは反対に、伸びない技術と越えられない自分の持って生まれた体。頭で描くレベルと実際のレベルはかけ離れており、ストレスで体重も増え、辛い時期を過ごしました。

そんな中、あるとき、あることが理由で4日間食べず、寝れずという期間がありました。5日後、病院で点滴を受け、、、自分は人生何をしたいんだろう、今までシャットダウンしてきたバレエ以外の人生は何があるんだろうって、、、考えました。

そこで、始めたのが建築です。

最近思います、、、。バレエの曲を聴きながら、小さい頃から連れて行かれたナッツクラッカーの舞台、何度も着る機会のあったきらびやかな衣装。パドドゥーで、幕から出る前に、自分の相手役と目を合わせ、よしやるぞって光の中へ入っていった瞬間。

これらの感性が私の心の中に違う形でたくさん詰まっています、、、、、。人生、無駄はありません、、、。