休職中、メンタルの勉強するとき、たびたび”非合理的思い込み”という言葉を目にしました。
本音をいうとこの言葉苦手でした。
いったいどなたが『非合理的』ってお決めになるんです?!って。
(↑これぞ、まさに、”抑うつ性神経症”の症状です。天に向かって唾を吐くとはこのこと。)
抑うつ性神経症が落ち着いたあとの、振り返りを記載します。
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(一般的な非合理的思い込みの例)
a)人は誰からも愛され、常に受け入れられるようでなければならぬ。
(考察)
・認めてもらおうと強く思い過すぎないほうがいい。
・無理してまで、有能・優秀である必要はない。
b)人間は完璧を期すべきで、失敗してはならない。
(考察)
・過剰な責任感は、苦痛でしかない。
・人には失敗する権利がある。
・失敗を責めるばかりでは、相手は動いてくれない。
c)思い通りに事が運ばないのは致命的なことだ。
(考察)
・他人と過去は変えられない。
・思い通りにならないことのほうが多い。
・相手を変えようとするより、状況を改善する方法を探る。
d)人を傷つけるのはよくない。
(考察)
・誰でも他人を傷つける場合がある。
・他人を傷つけたら、後始末の方法を身につけておく。
・自分が傷ついたら、穏やかにその事実を伝えればいい。
e)危険で恐怖を感じるものに向かうと不安になり、何もできなくなる。
(考察)
・「どうにかなる」と思ってみる
・自分でできる限りの問題予測するだけでいい。
・解決策や回避方法は、みんなで考える。
f)物事はもっとうまく運ぶべきで、ただちに最良の策を見出せないということはよく
(考察)
・できない人もいる。
・他人は変えられない。
・自分のできる範囲で解決策を考え、提案してみる。
g)失望・落胆するようなことは外界の圧力で起こり、感情をコントロールしたり、失
(考察)
・失望・落胆の気持ちを発生させているのは自分自身。
・だから、自分でコントロールできる。
h)困難や責任を避けるべきではない。
(考察)
・時には避けることも必要。
・自分にできることを精一杯やる。
・やってダメなときは、周囲に助けを求める。
i)持って生まれた性格・価値観は変えられない。
(考察)
・他人に関しては無理。
・しかし、自分の認知(思考パターン)は変えられる。
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(私自身の非合理的思い込みの例)
j)仕事は各人が責任と誇りを持って取り組まねばならない。
(考察)
・できない人がほとんどだ。できないからといって責められることではない。
・他人と過去は変えられない
・具体的に作業ベースに落として相談・お願いしてみる
・「なんとかなる」と思ってみる。
k)仕事とは、付加価値を提供することだ。
(考察)
・できない人がほとんどだ。できないからといって責められることではない。
・他人と過去は変えられない
・「なんとかなる」と思ってみる。
・相手は「事務処理マシンだ」と思うようにする。
・具体的に作業ベースに落として相談・お願いしてみる
l)上司は采配を振るわなくてはならない
(考察)
・できない人がほとんどだ。できないからといって責められることではない。
・他人と過去は変えられない。
・期待すると疲れるので、期待しない。
m)ミドルクラスの管理者なら、現場の仕事を知らなくてはならない
(考察)
・業務が複雑すぎて無理
・ミドルクラスの管理者にも指示待ちタイプが多い(むしろ指示待ちだから昇格できた)
・情報をインプットしてあげよう
n)会社員は会社に評価され、昇格していかねばならない。
(考察)
・昇格だけが、仕事の評価ではない。
・評価者は会社の上司だけではない。
・クライアントからの評価も大切にしよう。
o)同期や後輩に役職を追い越されるのは恥じるべきことだ
(考察)
・恥まで感じなくていい。
・そんな社員はいっぱいいる。
・自分のペースと苦労したキャリアプランを大切にしよう。
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それまで信じていた信念を見直すことって勇気が必要です。それまでの生き方を否定することかもしれませんし。
でも、生きづらさを感じているなら見つめなおしてもいいと思うのです。
卑屈になるわけではなく、『一般的にはAであるべきだけど、自分の状況(年齢・健康状態・そのほか許される条件など)を考えるとプランBもあり』と思考改善できることはとても重要です。
それが『甘えている』『逃げた!』とそしるのは他人ですが、『思考改善できて(※そのあとつらくならなくて)よかった』と思えるかどうかは自分次第です。
正解を決めるのは自分、かもしれませんね。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像