ケイ君と合流して、仕事終わりで腹ペコのケイ君と居酒屋へ駆け込んだ。ケイ君は今日は車だったからノンアル。都もすでに出来上がっていたので一旦落ち着くためにノンアルにした。



今夜のこの後のプランを相談する。

ケイ君はいつも私に「どうしたい?」と聞く。



最初の頃は、2人でえっちするだけで良かったし、2人でするので十分!と言い切る『純?な女』だと思われたかった。



でも、私の密かな欲望としては3人でしてみたい。もちろん男2人と自分の3人。そのためにもそろそろハプニングは自ら起こすしかないバーに行ってみたい。そして一緒に行くなら絶対ケイ君がいい。昔そういう所で遊んでた人だから信頼している。



でもやっぱり言い出しずらくてもじもじしていると、今夜新宿でやってるイベントを調べてくれた。



「こういうイベントあるよ?」「こういうところは?」

その中にはちょっとしたイベントのやっているハプニングバーがあって、私は「ここ行ってみたい」と言うだけでよかった。ケイ君ありがと。



そこはケイ君は何年か前に行ってたことがあるところだったから、私は彼に手を引いて連れて行ってもらえばいいだけだった。何度か道を曲がったところで自分がどの辺にいるのか分からなくなった。




金曜夜の終電も終わる時間なのに、お店の前につくと女性のお客さんが1人並んでいた。女性1人でも来るんだなぁ、と少し安心したような気がしたけれど、それでも未知の世界への緊張は続いていて、ケイ君の背中に隠れるように並んだ。ぴったりくっついてケイ君とニコイチで存在しているような感覚は私を微かに勇気付けた。