終電まで1時間半ちょっと。
タクシーでホテル街に移動する。
彼はスマホを眺めている。
界隈の先輩たちが縄しやすいホテルをまとめたリストなのだとか。正に生きた情報って感じ。
結局、近くに縄できそうなホテルはなくて
普通のキレイなラブホに入る。
「100分で」
終電までの時間とちょうどいいね。
2人とも歯磨きだけする。
先に終わった彼がソファに座ったので、私も追いかけて横にちょこんと三角座りをして、見つめてみた。
ぎゅっと抱き寄せてくれたから、私も抱きつき返して甘えてみた。
ベッドに連れていかれて転がされた。
彼は私の胴体に跨って、見下しながら選択を迫る。
「イチャイチャも好きなの?
そっちでもいいよ。
虐めてほしかったら、虐めてあげる」
どちらも捨てがたい
「どっち?」
「虐めてほしい。最後はイチャイチャしてほしい」
欲張りだと思われたと思うけど、彼は何も言わずに、私の身体を乱暴に引っ張り起こして、服を脱がせはじめた。
脱がしやすいように身体の位置を調整すると
「脱がされやすくしてw
こうしてほしかったんだねぇ」
愉快犯のように楽しそうに私の顔を覗き込みながら、そんな言葉を吐き捨ててくれた。
その2択にキュンとしちゃいました。←あほ