※前回
~サマリー~
①相手は、韓国アイドル風塩顔29歳のトト君。
②初対面の金曜夜、
盛り上がるもホテル難民に。
③結局、トトの自宅に行くことになるが、
電車が止まったり色々あり…
やっとトト宅に着くも疲弊気味。←今ここ
「早く、事を致して寝てしまいたい。」
この私のたったひとつの願いを叶えるためには、もうワンステップ必要だった。
それは
布団を敷く。
ベッドに雪崩込みたいんだけどぉぉ!
トトは2時間前にコンビニで買い込んだお酒とおつまみをテーブルに準備。畳まれている布団の上に座る。
え~上~??
敷いてくれ!そして押し倒してくれ!!
飲みながら、話したり、置いてある本見たりして…ようやく「こっちおいで」と言われトトの膝の間に収まる。
「布団敷こっか。」
時刻は午前1時。
手早く布団を敷いて、ようやく開始。
トトは意外とS。優しいキスをしていたかと思うと激しくなり、強く下唇を吸う。
そして、私の身体を布団に転がして、上も下もいじめてくる。受け入れ準備ができる。
toto Jr は、薄塩のお顔には似合わない大きめサイズ。トトは私を組み敷いて、上から打ちつけてくる。ゴリゴリ、ゴリゴリ…
ん?ゴリゴリ?
お腹の中を擦るときの擬音語ではなく、リアルに音がする。
気持ち良さに気を取られがちだが、お尻の辺りからゴリゴリ音がする。
あれ、痛いぞ。
寝っ転がって足を大きく広げられ、ひざの裏に殿方が腕を入れると、尾てい骨が身体を支えるポイントになる。そこに上から殿方が全体重を使って、ジュニアを打ちつけてくる。これはよくある光景。
何が起こったかというと…
敷布団が薄くて、その下のフローリングに尾てい骨が当たり、ゴリゴリ…ゴリゴリ…と鳴っている!!
てか、薄過ぎない?敷布団。
痛い!と訴えようとしても、トトは絶好調のようで「俺とまたお酒飲んでせっくすするんだよね。」と耳元で囁いたり、唇を強く吸ったり噛んだりしてくる。訴える暇がない。てか、唇も痛いぞ。
トトの言葉責めから「また」と聞こえたけど、尾てい骨が痛いからもうしたくない。少なくとも君の自宅では。
普段はこういう組み敷かれるパターンも好きだけど、今回だけはちょっと事情が違う。。
寝ばっくになると、ゴリゴリしない。もうこのまま逝ってくれ。お願いだから。
私の身体は複雑な感覚のまま、トトはフィニッシュ!いっぱい出たね
そのまま腕枕してもらって眠るが、掛け布団も薄くて寒い。トトは毎日これで風邪ひかないんだろうか。
電車動いた瞬間帰ってMyベッドで寝よう。そう心に決める。
冷え性の私には、今夜はトトの体温が命綱。絶対に離れない(今晩、身体に限る)。
早朝、目覚ましがなる。
寝ぼけ眼のトトともう一戦。
昨夜の学びから、できるだけトトの上に騎乗しようとする(←懲りない)。
トトは駅まで送ってくれた。
早朝の白んだ空。まだ多くの人が寝ているであろう住宅街の静かな息遣い。駅に近づくにつれて変わってくる街並み。
知らない所を、ほぼ何も知らない男と、誰にも知られないように歩く。
家に着く。ゆっくり湯船に浸かろうと服を脱ぎ、洗面台の鏡を見る。
下唇と尾てい骨が、紅黒く内出血していた。
そらね、痛かったもん。
名付けてトトの紋章。
早く消えてほしい。
〜完〜