今回は、
ヘアカラーの中でも人気があってしかも失敗しやすい「グレーのカラー剤」についてお話します
ホームカラーの落とし穴がはっきりと見えるようになりますよ
予備知識として前回までに、「ヘアカラーの方程式」と「日本人の髪色の正体」を解説してきました
まだ読んでない方はぜひこちらから
それでは続きをどうぞ♪
グレーのカラー剤の正体
今回は、「グレーのカラー剤の正体」を暴いていきましょう。
先に答えを言ってしまうと、
グレーのカラー剤の中には、グレーの色が入っていない!
のです。
と、なりますよね…
実は、
ヘアカラー剤で「グレー」という色は、存在しません
ほかのいろんな色を混ぜて、「グレーっぽく」見せているのです
前回出てきた、「補色のカンケイ」を利用しているのです!
(「補色のカンケイ」はこちらで詳しく解説してます)
そしてその内訳は、
「緑」「青」「赤茶」「紫」などで構成されているのが一般的。
〈参照〉
https://waraku.jpn.com/basic/addicthy/
「緑」と「青」が大半を占めていますね
これは、
日本人がもともと持っている「黒みのある濃い赤」「オレンジ」「黄」の色素と混ざることによって、「グレー」になることを狙ってできているからです。
(日本人の髪色についてはこちらに詳しく載せてます)
でもここで、またまたギモンが生まれますよね
あれ?
補色どうしを混ぜてグレーになるのは1:1のときなはずなのに、
「緑」に対して、「赤」が少なすぎない?
「青」の補色の「オレンジ」もはいってないし
その通り、ご明察です!
ではそのあたりを、次回以降暴いていきましょう。
お楽しみに♪