近年家族葬が主流になりつつある。

 

独身の兄貴を見送るときは私が家族葬を執り行った。

 

姉の葬儀は息子が家族葬を行った。

 

背景にあるのは社会との絆の劣化のような気がする。

 

お世話になった方はいるのだろうが、

 

残念ながら残された家族・遺族には知らされていないし、

 

普段の近所付き合いさえ希薄なこの頃だ。

 

葬儀を行うと会葬者などへの御礼や葬儀後の挨拶状など遺族の負担が大きい。

 

だからこそ遺族への負担が少ない家族葬がはやるのだろう。

 

私は死んだ後のことはどうでも良いタイプだ。

 

だから家族葬が普及するのを好ましく思っている。

 

葬儀にお金をかけるより、

 

親戚一同が後々懇親できるようにお金を残す方が大事に思える。

 

仏教では、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌とあるようだ。

 

毎回持ち出しで参加するのも大変だろう。

 

残される親戚一同のために懇親の会費を準備するのが死にゆく人の功徳かと思う。

 

死んでからあとあと喜ばれるように葬儀は控えめに、

 

葬儀とは別に懇親費用を残す算段をこれから思案することにしよう。

 

敵は税務署と欲深い遺族かもしれないが隠し財産を準備して戦うことにしよう。