日経平均が上昇を続けている。

 

5月22日に31,087円をつけて2日間下がったが、また上昇傾向にある。

 

この様子を日経平均とドル建て日経平均で見てみよう。

 

円ベースでは下げ止まりが見られるが、ドル建てではまだ見られない。

 

これは何を意味するのだろうか?

 

 

日経225.jpから引用、以下同じ

 

 

投資家別の投資状況を見てみよう。

 

円安が進むと海外投資が増え日経平均が上昇する、すると個人の売りが増える。

 

緑色の線は証券会社の自己投資部門の推移であるが、

 

日経平均、ドル建て日経平均の推移に呼応するように投資を継続している。

 

その結果海外投資家と証券会社自己投資分が日経平均上昇を支えていることになる。

 

円安が続く限り、つまり日銀の低金利誘導が続く限りこの流れは止まりそうにない

 

 

 

 

日銀の金利政策が変わらない限り、

 

ドルベースの日経平均の過去最高を目指して当分は上昇が続くと見られる。

 

過去5年間のドル建て日経平均のピークは、

 

2021年1月で当日のドル円は105.36円で、

 

日経平均は29,459円だった。

 

ドルベース換算では279.60ドルという値になる。

 

この279.60ドルを基準に今のドル円で換算すると、

 

39,144円になる。

 

この数字はバブル末期の1989年12月につけた

 

日経平均過去最高額38,130円に相当する。

 

当時は株高で皆が浮かれた状況で、ぼろ株でも買えば上がるという雰囲気だった。

 

ところが今回は経営の悪い会社の株は上がらず、

 

経営姿勢を転換する会社の株価が上昇している。

 

ホンダが上昇するも日産は上がらず、旭化成、東レ、東洋紡などが低迷している。

 

ある意味「信賞必罰の株価」になっているのだ。

 

日経平均の天井は高いところにある。

 

日銀の金利政策が変更されるまで上昇を見守り続けたいと思う。

 

スマホの買い換えから中古のPCの買い換えへ、

 

さらに中古車の買い換えへと夢は広がるばかり

 

ただし逃げるタイミングが難しく投資のことわざに、

 

「頭と尻尾は他人にくれてやれ」というのがある。

 

過去逃げ遅れ多額の損切りを経験した私としては、

 

「未だはもうなり、もうは未だなり」

 

を反芻しながら日々を過ごそうと思う