コロナの感染が始まった2020年から異次元のコロナ対策が行われた。
その総額は77兆円にも及ぶという。
コロナ対策は異次元と称してばらまき放題になっていった。
その一つにガソリン補助金がある。
本来1リットル200円以上になったガソリン価格を170円程度に抑えてきた。
私もこの恩恵を受けてきた一人になるが、物価の上昇を気づかせない手法になる。
まるでぬるま湯の中に居るように出たくなくなるのだ。
だが日銀の低金利を武器に赤字国債を垂れ流し続けることは出来ない。
インフレ下で超円安を伴う低金利政策のお陰で、
赤字国債は安易に出せたが借金は約1200兆円に達してしまった。
コロナは安倍政権下で始まった。
だから岸田総理に全ての責任があるわけではない。
だが、そろそろ大胆な軌道修正があってしかるべきだ。
景気対策でコロナ関連補助金を赤字国債でばらまき、
今度は予算不足と称して防衛増税をやろうとする。
景気へのブレーキと景気へのアクセルを同時に踏む様は、
認知症高齢者の暴走行為のように思える。
この国の行く先が心配になってきた。