【読書】デザインの次に来るもの これからの商品は「意味」を考える | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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デザイン思考などが昨今流行っていますが、どちらかというとそれらはIDEOを始めとする米国発のものです。本書はヨーロッパを拠点におく著者がビジネスデザインについて語った本であり、意味のイノベーションが今後必要というコンテキストでした。

 

「意味のイノベーション」については「カレーの恩返し」の例がわかりやすく(P176-177)、「インスタントを土台にした料理はイマイチである」という評価をひっくり返すために作られたスパイスがその一例でした。家庭のカレーの意味を大きく変えているとのだといいます。

 

いわゆる先入観、パラダイムのシフトをするためにデザインを目的ではなく手段としていかに活用するか。デザイン中心主義にならないように、一方で上手く付き合っていくことの大事さを学ぶ一書でした。