お店の経営者にお話を伺うと
資金繰りこそが経営者の仕事だと言います
確かに資金繰りは経営者の大事な仕事の一つではあります
またそのように考えている経営者は少なくありません
しかし本当にそうでしょうか?
日々の資金のやりくりをいくら上手にしても利益は増えません
経営者にとって大切な仕事は
日々の資金のやりくりではなく
資金の計画調達運用であって
これがすなわち資金繰りというものです
しかしながら資金の不足は軽視できません
資金繰りを事前に計画的に行うか
追い込まれて直前で行うか
同じような業務でも意味合いが異なります
資金のやりくりから事前の資金計画へ変更することで
時間的な余裕や心理的な余裕も生まれ
経営者本来の仕事ができるようになります
資金繰りが苦しいと感じるようになってからでは
十分な手立てがないのが現実です
ギリギリでの資金不足は割引手形
借入金もしくは資産の処分でしか対応できないのです
資金計画を事前に行うことによってあらかじめ
資金不足を確認し
金融機関から融資を受けたり
売掛金買掛金の決済期日を変えて資金を調達することこそが経営者の大事な仕事だと言えます
同じ時間をかけるのであれば
日々の資金のやりくりよりも資金計画に時間をかけると良いですね
時間的に余裕があればきっと良い対応策も思い浮かぶはずです