しろくま
これは、子どもが小さい頃、初めて上野動物園に行ったときに
買ったお土産です。
それぞれが、心に残った動物を選びました。
長男が選んだのは、堂々たる、しろくまでした。強く、美しく、・・・
とても気に入って、ずーっと部屋に飾ってありました。
今では、しろくまと言うより、灰色ぐまのようですが・・・
ちなみに、次男のはバク。これも愛嬌がありますね。
私が小さい頃、もう、何十年も前ですが、本を読むのが好きでした。
姉達が読んだ本の中に、「なぜだろう なぜかしら」と言うのがあったと
思います。確か、その本に書いてあったと思うのですが、
そのなかに、とても、インパクトの強い場面がありました。
しろくまが、アザラシの親子を襲う話で、子どもを守るために、
子どもを安全なところに隠し、自らが、盾となって、
しろくまに立ち向かっていく、母アザラシの様子が
とてもかわいそうで、悲しくて・・・
挿絵で描かれた、残された子どもアザラシの様子に
泣けてきてしまうほどでした。
もう、しろくまがなんだか、すごく悪く思えてしまって・・・
勿論、しろくまも、生きるため、自分の子どものためでしょうが、
その頃は、あまり、理解できなかったのでしょう。
永き時を経て、今年2月。友人と、「earth」を観に行きました。
地球の素晴らしい自然。動物達の様子を見事な映像が捕らえていました。
その中に、しろくまもいました。 白い氷と青き海の世界・・・けれど
餌のアザラシを探し求めて、困難を極めていく様は、
心が締め付けられるようでした。
どんどん溶けていってしまう氷。 泳ぎは出来るけれど、水中ではアザラシの
スピードにとてもかないません。
ですから、氷の上が、命をつなぐ、重要な狩の場なのです。
2002年、小ぐまの生存率が44%までに下がり、
2006年には、絶滅危惧種の中でも今から100年以内に絶滅してしまう可能性の高い「危急種」に指定されたそうです。 WWFより
私が幼き頃、本を読んでから今までの間、
数十年しか経っていないのに、
地球の時の流れのほんの一瞬のようでもあるのに、
まさか、こんな状況になろうとは!
しろくまの、溶けた氷に足をとられ、疲れ果ててさまよう姿が
忘れられません・・・
今日、NHK7時30分からの「ダーウィンが来た!」では
「“氷のクマ”極北の暑い旅」を放送します。
