韓国文化院のイベント展示。
韓方・韓医学については2011年に講演を聴講していた
今回は特にセミナー申し込みはしておらずイベント展示へ。

「四象体質」とは
東武・李済馬(1836年~1900年)が韓医学の研究を深めて
体格、体質、性格、五臓六腑の機能、顔付きなどによって、
「太陽人」、「少陽人」、「太陰人」、「少陰人」に分類し
四象医学として体系化したもの。

太陽は肺が強く、肝臓が弱い
太陰は肝臓が強く、肺が弱い
少陽は脾臓が強く、腎臓が弱い
少陰は腎臓が強く、脾臓が弱い


今回会場でいくつかの質問に答えると
「四象体質」4種類のひとつに分類され、
体質に合った韓方茶がプレゼントされた。
「繊細で几帳面なところもある(!?)」人向けの
「温甘茶」をいただいた。
シナモン、棗、生姜、甘草などがブレンドされ
甘い香りが魅力的なお茶。ほっこり。

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また、簡単なカウンセリングの結果
ブレンド体験したのは乾燥した桑の実、高麗人参、大棗のお茶。
こちらもしみじみ五臓六腑に沁みわたりおいしかった。
韓方茶は積極的に飲みたい!と思うほど。

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展示には憧れの「東医宝鑑」(日本に伝来された写本?)も。
「東医宝鑑」を著した許浚の肖像画が
許浚の町のように思えた京東市場近くの韓方医院に飾られていた


hanbang 2 doni jpeg.jpg

京東市場もまた行きたい。
「許浚」を読んだ時のことも思い出す。

マンガ「新暗行御史」の中の
柳義泰と、その弟子・浚(許浚へのオマージュ的な)


各地の五日市で売買されるような
韓方の薬草類の展示も。

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一方、韓紙の展示も同時期に。「오늘 한지」

hanji 1 jpeg.jpg

韓紙の素材は楮に水とトロロアオイを加えたもの。
製法は中国韓国日本で少しずつ異なるらしい。
中国の「宣紙」は
両側でふたりがすだれを持って紙を漉く。
和紙は枠に材料を入れて紙を漉く。
韓国はすだれ状の道具を上下左右に動かし
紙を漉くので時間と労力がかかるそう。
その上、漉いた紙は積み重ねて
てこや石などの重しを載せ一晩かけて水分を抜く。
こうすることで紙の繊維が緻密になるという
(棒で叩く韓紙工房もあるもよう)。
だから韓紙は厚みがありしっかりしているのか、と納得。
2016年には、バチカンの博物館にある地球儀や
地図などイタリアの文化財の修復作業にも用いられている、
という報も聴いた。

やはり全州に韓紙の工房が多いよう...と
地図を見て、各工房の韓紙の違いを目で楽しんだ。

hanji 2 jpeg.jpg

好きな色の韓紙を選んで栞を作るコーナーも(↓は自作品)。
韓国らしいシックな色遣い、韓国らしさに溢れている。

hanji 3 jpeg.jpg

イム・グォンテク監督の韓紙をテーマにした映画。
全州が舞台


全州の韓紙のおみやげ

to be continued...!?

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