国際ブックフェアは行かれなかったけれど...
7月は韓国文学関連のイベントもぱらぱらと多く、楽しかった。

韓国文学翻訳家きむ・ふなさんのお話
韓国現代文学を概観し、勉強になった。


作家・朝井リョウ とチョン・セラン(作家)
日韓若手文化人の対談はとても楽しく...(別途記す予定)
セランさんのトークが可愛すぎてきゅん死、萌(〃〃)

そしてこの日は
カン・ヨンスク、キム・オンス、中沢けい鼎談
「今、何を読んでいるの」

k bungaku houseidai.jpg

(韓国らしい色遣いがステキな小冊子(๑•ᴗ•๑)
ブックフェアでも配布されていたもよう)

作家から視た最近の韓国社会、文学の動向が興味深く、重かった。
特に韓国社会については
作家の方の感受性にもよるのだろう、
深いレイヤーからも語られていてリアル。感服した。

韓国社会が無力感に覆われている、という言葉には
昨年の出来事 を思いださずにはいられなかった(/_;)
無力感を抱えて生きる一方で
傷つく人を放っておくことは出来ず
SNS等を通じて意思表示、傷つく人々を励まし現実にコミットしている、と。
(その後Twitterを止められたのかもしれないが...
作家コン・ジヨン 氏がSNSを通して声を上げ、
現実にコミットし続けていたことを思い出す...
一方、日本では出る杭は打たれる、長い物には巻かれろで
政治的もしくは反権力的とみなされる発言を作家、芸術家やアーティストがすると
「黙れ」とファンが離反もして対照的。
極右発言は暴走し続け、止まない一方で...閑話休題)

若手作家の間では
ホームレスを主人公にした作品も多くなっていると聞き、
昨年観た
ジョン・イルゴン監督ドキュメンタリー
『雲の橋 구름다리 The Cloudy Bridge』(2014年)
も想起。
リサーチも含めて
しっかり時間をかけて製作された印象の作品。

また、韓国らしい風景、情緒なのかもしれないが...
映画の中でホームレスの自立支援相談所職員が
ホームレスを「ソンセンニム」と呼んでいたのが印象的。
目上の方として敬っているが
事務的機械的な感じはせず
日本におけるホームレスへの扱いと対照的な温かい感じも受けた。

キム・オンスの言葉
小説はコミュニケーションのための装置、
「遊びに来て」というお祭り、が心に残る。
文学を中心に広がる相互理解の波紋が楽観的に脳裡に浮かんだ...

あ、「今、何を読んでいるの」については
いとうせいこうの「想像ラジオ」が挙がっていたような...(*˘︶˘*)

2013年の国際ブックフェア、テーマ国は韓国

2013年に引き続き
2015年も秋篠宮ご夫妻が韓国パビリオンに立ち寄られたとか。

韓国映画と文学

会場となった法政大学55年館は取り壊しが決まっているそう。
震災後、
昭和56年以前の旧耐震基準で建築されたビル などは取り壊しの一途ですね...

buzz KOREA

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