IU/あいゆ/아이유の
カムバック曲「분홍신/Red Shoes」
1948年のイギリス映画『赤い靴/The Red Shoes』へのオマージュも感じさせ
美しい雰囲気ですね。

the red shoes.jpg

バレエ映画『赤い靴』は
(子ども時代バレエを習っていたこともあり)
好きな映画のひとつです。
美しさと切なさが余韻を残す作品。
2009年のカンヌ国際映画祭で
マーティン・スコセッシ監督によるデジタル・リマスター版が披露され
その後日本で上映された際に映画館で再鑑賞。

映画の劇中劇として
アンデルセンの童話「赤い靴」をバレエ劇にした作品が登場します。

(以下、映画とMVの核心に触れる部分もございます)

映画は
無名だったバレリーナの出世作「赤い靴」のプリマドンナの地位を捨て、
赤い靴を脱ぎ捨て
愛する人との人生を選択しようとするヒロインが
自身の人生のふたつの道の鬩ぎ合いの中
自ら命を絶って終わります。

一方、IUのMVでは
赤い靴を脱ぎ捨て
ピンクの靴を履くシーンも登場。
赤い靴を履いたアンデルセンの童話のヒロインのような少女の姿から
赤い靴を脱いだ大人の女性への一歩がメタファーとして隠されている感じもしますし...

映画のヒロインのように
赤い靴を脱いで人生さえも終わらせてしまう女性の選択、生き方ではない、
ピンクの靴という選択肢、両立する生き方も示唆させて興味深いです。
MVには映画のような悲劇性はほとんどなく、
かろやかな選択に、希望も感じられます。
映画へのオマージュを超えた、21世紀らしい女性が描かれているよう。

ちなみに
韓国語でアンデルセンの童話「赤い靴」と言う時は「빨간구두」
イギリス映画『The Red Shoes』は「분홍신」と表します。

音楽はチャールストン風リズム&Jazzy。

YGEのイ・ハイもJazzy
ジャズっぽいK-Popは時にJ-Popとぜんぜん違う気も...

もうひとつ、
パク・チユン/박지윤の
新曲「Mr. Lee/미스터리 Feat. San E」 もJazzy。
ベルベットのような、
ちょっと大人のジャズの雰囲気。
ユン・ジョンシン プロデュース、프라이머리/Primary作曲。
MVにはチョー・ヨンピルの「Hello」MVのLee James McQuown氏 も登場。

1990年代から活躍するパク・チユン、
最近はドラマや
映画『グレープ・キャンディ』 出演も。

秋はやはりJazz、Jazzyな曲がいいなぁ。
韓国はジャズも いい(*´︶`*)

ちょっと前の曲では
BUSKER BUSKERの曲、
버스커 버스커/Busker Busker 「처음엔 사랑이란게/Love, at first」
ドラマ「応答せよ、1994」の曲 のような
懐かしさ、フォークっぽさを醸し出していてしみじみ。
MVのヒロインが蒼井優似で
ポン・ジュノ監督の『シェイキング東京』 を思い出したり。

buzz KOREA

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