岡本太郎生誕100年の今年、
「TAROの塔」というドラマを視た。
大阪万博の準備をする「現在の」太郎と
太郎が生まれる前、
両親(岡本一平・かの子)のなれそめから子ども時代の
「過去の」太郎がフラッシュバックで交差するスタイル。
驚いたのは
小学生の太郎が持つ本質を見抜く力。
校長先生がその場で自分をしからず
後で別の先生に言って叱らせる、という大人のずるさを見抜いていて...
自分が嫌われないように
その場ではいい顔する校長先生!とはっきり言う。
どこか韓国人みたい...と思いながら視ていた(自分も鉄火な性格なので)。
ドラマの中では
子ども時代の太郎が
出る釘は打たれる、
ということを意識しはじめたことが映像で表現されていた。
板張りの床、
板と板のすき間に釘が出ている。
出る釘は打たれる、出る釘は打たれる...
という子ども時代の太郎の頭に渦巻くリフレインの中
釘は打たれ
ぶすりぶすりと埋没して行く映像。
すでに子ども時代から葛藤していたのか、
そしてその後も葛藤するだろう...
と予感させるシーンだった。
余談だが
「出る杭」と「出る釘」について調べてみたところ
元々の中国の故事では釘だったという説があった。
英語でも釘、Nailをつかっている。
A nail that stands up will be pounded down.
主演の松尾スズキはじっさいの太郎に比べると目力が足りない気もするけれど...
松尾スズキはたしか
ペ・ヨンジュン主演、ラクロの「危険な関係」を映画化した
『スキャンダル』 が公開されたころ、
カッ(冠)を脱いだ姿のパロディをしていた気がして... どうしてもその時の顔が思い出されてしまう。
かの子役の寺島しのぶはしっくり、ぴったりくる感じ。
かの子の両親(平田満、余貴美子)も雰囲気がある。
かの子がお米を買うお金もなくなって
実家に行っても実家もお金がなくて...(第一次世界大戦のためだったのだろうか)
第2回以降の時代背景もあわせて
心に留まって行くだろう。
2007年、岡本太郎 韓国発見 、だいすきな扶余の石仏も。
2007年、臍の緒として、韓国へ(右脳的民族学) 。
やっと 渋谷で「明日の神話」 。
岡本太郎美術館で臍の緒の旅 1964・1977 韓国 。
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