風の吹く街 | bistro-confl.

風の吹く街

黙り込んで歩いて
立ち止まり
空をみあげて
すべてを忘れる

それから
大好きな小説の登場人物とか
詩のフレーズとか
歌手の声とか
恋人や友人の横顔なんかを
心の中で思い出す

空の下には
彼女の暮らす街
いろいろありすぎて
疲れてしまうこともあるけれど
たぶん
必要なのは
ささやかなこと
たとえば
風のひと吹き
コーヒーのほろ苦さ
ページの中の言葉
人生なんて
大げさな言葉は
風に飛ばして身軽になって
ぼくは
ぼくらしい笑顔を
取り戻す

words/谷郁雄

なんともない
特別でない日がすきです
当り前な毎日に幸せを感じます
太陽は毎日当り前に昇ってくるけど
太陽が昇る瞬間を見るときは、なんて特別に思えるんだろう
きっと当り前の中に
「幸せがある」ってことに気づけるか気づけないかだと思います

僕は毎日が愛おしい。
なーんにもなかった一日もいとおしい

そんな形のない言葉にできない
こころの感覚をいつも胸に、僕はキッチンに立ってます
僕の料理はごくごく簡単でありふれたものばかりです
でもその中に、たいせつなことを練りこんんで
気持ちをこめて作ってます
ささいな幸せを、すこしでも気づいてもらえるように。

うまくこめられているか正直わからないけど
そのために、ぼくは日々成長したいと思ってます
料理の味より、ぼくにとって大切なことです。

せきぐち