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赤坂ACTシアター

K-ballet 第九

オーケストラと合唱とバレエの融合

大地から命が産まれるというストーリーは、とてもわかりやすく、古典ともコンテとも違う、新たな演出だった。

熊川哲也が造り出す舞台には、新たな息吹きを感じる。

振りひとつとっても、どのパもダンサーの技量がなければ、踊りこなせない。

パの複雑な組み合わせが、見るものを飽きさせない。
清水健太をはじめとする男性陣の高いジャンプ力と力強い踊り

荒井祐子、松岡梨絵、浅川紫織などの華麗な踊り

見ごたえ十分である。

また今回は熊川哲也復帰公演でもある。

彼特有のジャンプやピルエットも、一年間のブランクを感じさせなかった。多少バランスを崩す場面もあったが、完全復帰も時間の問題であろう。

最後のカーテンコールでの熊川哲也の笑顔は、自身のダンサーとしての復帰に対する嬉しさと、演出家としての新たな挑戦への満足感が、満ち溢れていた。

いまから春公演の「白鳥の湖」が楽しみである。