Winny事件について | Go The Distance

Winny事件について

Winnyによる情報漏えい事件が相次いでいます。こちらのまとめサイト を見ると、相当数の企業組織が被害にあっていることが分かります。


IPAもWinny相談室 なるものを作り、最近ではついに小泉首相が「おまいら!Winny使うなよ!」と呼びかけをする事態にまで発展してしまいました。


Winnyを使わないように - 政府と業界が連携して呼びかけ


当たり前のことだが、あるソフトウェアを「危険だから使うな!」と言っても何の解決にもならない。そういった脅威を持つソフトウェアがでるたびに、対策を講じなければならないのは現実的じゃない。イタチごっこになってしまう。問題はWinnyというアプリケーションそのものでは無い。


P2Pという非常にローカル環境をいじられやすいネットワーク通信環境を提供するWinnyというソフトウェア経由でウィルスが蔓延したことが、今回の事件の本質じゃないかと思います。じゃあそのネットワーク通信環境(匿名性のある暗号化通信)が悪かと言えば、それはNoです。暗号化通信がNoならSSLやVPNは全て悪になってしまうからです。


Winnyが悪ではなく、ウィルスを作ったヤツが悪であると単純に考えて、そういった社会的悪影響を与えたウィルスプログラムを作ったヤツに相当厳しい刑罰を与える方抑制力が働くと思います。