「1こでも100このりんご」

作・絵: 井上 正治
出版社: 岩崎書店

 

「1こでも100このりんご」

街の中の果物屋さんにりんごが1こ飾られていました。そのりんごを見た通りかかった人がそれぞれにりんごへの思いを語って去っていきます。

りんごは1こですが,いく通りものりんごがあるのです。

 

同じりんごを見て,その人の今ここでの感じ方はその人の過去,現在,未来に訪れるであろうことも含めていろんな経験や感情が加味された見方になってあらわれます。

 

言葉になることと心の奥深くで感じていることと無意識に反応している感覚。

同じ人が同じりんごを見て表現する思いはその時々によっても変わるかもしれない。

ひっそり飾られているりんごに向かってでさえそうなのです。

 

ましてや1このりんごを100にんの人が見ればどうでしょう。

100こ???それ以上?

 

(^^)(^^)(^^)

 

りんごは話さないけれど,人は話したり体を動かしたりとさまざまな表情を見せます。

 

さて,人との関わり合いの中で私はどんな表情をしているのかな?

 

いろんな自分が自分とは関係ないところで存在しているかもしれないと思うと,

なんだか楽しくなってきました。