今テレビで話題のこの問題でおもうこと。
数年前のとある機会に天使食品の弁当を食べる機会があったんだけど、本当においしくない。彩り悪い。
米が古いのか、薬品使ってるのかなんか洗剤っぽいにおい。
今の子供達はこんなもの食べさせられているんだと思って衝撃を受けました。
私は給食を食べていたのは保育園のみなんだけど、もちろんその時は宅配ではなくてその保育園で作ったものを食べさせてもらっていました。
嫌いなものはあったけれど、中には人気メニューもあって給食の時間やおやつの時間が待ち遠しかったのを覚えています。
小、中学も友達んちにいけば給食のメニュー表が置いてあって、あれがおいしいこれがおいしいって話題になってうらやましいなーと思った記憶も。
まとめみてコメントにびっくりした。
今の子は好き嫌いが多い?
→おいしいもので溢れている日本に住んでることベースで考えれば当たり前だと思う。
それより品種や素材、調理法など最適なもので出せばおいしいんだからそれを分かってもらう方がよいんじゃないのか?
給食なんて不味いのが当たり前で残すことがありえない?
→いやマジでまずいのは場所によるよね。
子供達が残すことで、他の貧しい国の子供達が飢餓で〜とか言うならその前に大人が美味しくて楽しい給食をつくるべきじゃない?
子供達は選べないんだし。
大人もまずいもの残すでしょー?
満足できないとその先なんて考えられないよね。
食育で薄味に?
→一番目と同じくで、温度、調理法、彩り、その他諸々がそろっての食育なんですけど。
いくらみんなで食べてもさ
食感や素材の味がなくなったものなんて意味ないよ。
大磯町の給食食べ残し問題についておもうこと2
■それぞれの立場から考えた時に、私は現場の人達のきもちのことをいちばんに考えた。
憶測なので正しいかは分からないけれど、子供を育てた母親も中にはいると思う。
その人達が目の前のものについて何も思わなかったわけがないだろう。
そして残された中身が入って来たお弁当箱を見て、それを捨てるときに何を感じただろう?と思うといたたまれない。
5万食のセンターだからかなり機械管理されていて、分業だからそこまで気持ちが入らない人もいるのかもしれない。
⇒下記は全く違う府中のセンターだが2万食を作り出すセンターの写真。
http://www.kentsu.co.jp/feature/kikaku/view.asp?cd=170905000001
私が一瞬働いていたところは200人程度だったけれど、栄養士×2、調理師×4、パートのおばちゃん10人以上で全速力で働いていたけど全く違う環境だな。
ある人は仕事だからと割り切ってやっているだろうし、ある人はきっと耐えきれなくてやめているだろう。
■町や会社の栄養士さん
すさまじく安い予算で献立作成しなければいけないのだろうなーと思って遠い目。
例えば献立を作る時に、国産のものをできるだけ使いたいと思ったとする。
だけど予算がなければ、その中におさめるために海外産(出元がよくわからないもの含む)を使わなければいけない。
そのメニューに合う脂が乗った魚があるのに、仕入れ値が高いから安い練り物を使わなければいけない。
だったり、
現場の工数を少なくするために、あたたかいものと冷たいものを別々に入れられない。
だったり、
かさましするための何かをひたすら考えなけなければいけなかったり。
でもここの人達の気持ちが凍ってしまったらなんの改善もできないよね。。。
■リンク先にはまた給食会社の営業マンという、別の立場での考察がぎっしり書かれているが、
まとめれば
・東京・埼玉・神奈川・千葉 幼稚園給食1日5万食、給食業界でナンバーワンの会社らしい。
・献立作成・発注が神奈川の南西に位置する大磯町、調理・盛付けがなぜか東京の綾瀬市で連携が取りにくいこと。(企業HPだと湘南エリアに工場があり、そこで作成されて異物混入もそこで起きているらしい)
・隣接する二宮・平塚は給食センターを持っているのになぜデリバリー式にしたのか?
・まとめると完全なる予算不足なんだぜ。っていうこと
http://delete-all.hatenablog.com/entry/2017/09/17/153008
■天使食品さんの1か月の献立(おそらく保育園)
まずフライとフルーツが同じお弁当箱に入っているのがありえない。
油っぽい揚げ物のオンパレード。
これで何が食育なのだろう・・・
こういうのについて考えてると、ほんとの意味での豊かな食生活について考えがまとまってくるな