また間が空いてしまいました。
イルプルーに通って1年。
1年コースのみんなを見送って、私はあと数回を残すばかり。
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*集大成のケーキはさつまいものオペラでした。バターとガナッシュ、さつまいもとシナモンの香りが絶妙。

なにか行き詰まりを感じてしまって、卒業生の方や個人でお菓子の仕事をしている人に会ってお話を聞いてもらったり聞かせてもらったり・・・。
ためになることばかりなんですが、そのなかでも。

東京でお菓子教室をするとしたら、すでにあるイルプルーのまねごとでは仕事として成り立たないということ。

あーなんか最近抱えてたもやもやはここにあったんだなあと。
ひとりになってからも何か答えを探したくて、ネット検索(大好きなんです)をはじめる。

いろいろ見て行くうちに
守破離

という単語が印象に残りました。


守破離(しゅはり)とは。
日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表している。

まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
武道等において、新たな流派が生まれるのはこのためである。

(wikiより)

そうか~まねごとをするってかっこ悪いことかと思ってたけど、昔からあったんですね。
私って昔からまねごとをしていても人より出来なくて、覚えるのに人の3倍かかってた。
怒られたり、早くとせかされたりで超ちっちゃいハートはぼろぼろに笑
だれにもばれないようこっそりと作ることを覚えたんだー。今思い出した。

練習が嫌いなのも、人と何かを一緒にするのが苦手なのもこの劣等感が根底にあるからだったんだな。

なのでクラスメイトがいる中で必死にがんばったのはひさしぶりで。
おかげで動きはついて行けるようになったけれど。

みんな学んでることは一緒だけど、それをどんなふうにアウトプットしていくんだろう?
私はこのままでいいのかなあ?置いて行かれちゃうなあ。なんて

その心の動きについていけなかったのかもしれない。



40回のレッスンの3/4を受けて、出来るようになったこと。
・おいしい本格的なフランス菓子をつくれるようになった。
・レシピ通りに失敗せずにつくれるようになった。
・フランス語のおかしに関する言葉がわかるようになった。
・おいしい素材、パーツの組み合わせができるようになった

逆に今の自分が怖いなあと思うこと。
・細かく細かく試作して作られたレシピ通りにしか作れないこと。
・中身をアレンジして不味くなったり、失敗したりしたらいやだなと思うこと。
・イルプルー以外のお菓子があまりおいしく感じないこと(ここは半分冗談ではありますが)
・以前のように自由な形をスイーツでつくるというのが出来なくなっていること
・頭ががちがち

なにがしたいか
単発的⇒イベントでたくさんアイデアはある
定期的に⇒最後に。

これから心がけて行くこと
・技術と味をとにかく自分のものに。
・真似もするし、味へのこだわりを持ちつつも、頭を柔軟にする。
・もしかしたらこれでもいけるかも。という自分の経験を大事にする。
・自分なりのこだわりを見つける
・遊びにきてくれたゲストの声をもっとお聞きする。したい。

そのために必要なこと
・お菓子をつくる機会を増やす
・お菓子関連の仕事で雇われてみる
・お手伝いさせてもらう精神で

私がちょっとだけ人よりも得意なこと
・やっぱりアメリカのお菓子
・よくも悪くもコピーが得意

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イルプルで学んだ味と、もともと好みのかわいいデコケーキを組み合わせたイベント用のケーキ。


いつももやもや考えているばっかりですが、人に喜んでもらえるってうれしいですよね。

たぶん私はお菓子教室というかたちでコミュニティをつくりたいのかな??
とわき上がって来る感情をドキドキしながら脇に置いてるんですね。

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アメリカンクッキーのプチレッスンをホワイトデーに行いました。

これをやりたい!!って心から思えた日に向けて遠回りしながら準備してる・・・のですかね。
はい。
あーどきどき。
手始めに来月から名刺を持ち歩きます~~!