毎度お騒がせいたします。
昨年 6 月に師が亡くなり、師が歩んできた 12 年の形跡を追いかけ、私も同じ登山を始めて 5 ヶ月が経過し、初めて
の新年号です。さて、以下は師の 12 年前の創刊号(2005年 9 月)の冒頭です。ご紹介します。
言葉にださなくても「心」と「心」で自分の気持ちが相手に通じることを「以心伝心(いしんでんしん)」と言います。少しでもそんな関係 に近づきたく、「心」を「信」(人偏に言)に変え、人の言葉で気持ちを伝える『以信伝心』を今月より情報発信いたします。昔からの諺 (ことわざ)や熟語も引用しますが、できるかぎり自分なりの解釈を入れて、解りやすく情報をお伝えしたいと思っています。Two Way Communication による情報交換ができることを楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。
この書き出しを頼りに私も、「Two Way Communication による情報交換」 が基本の『以信伝心』の〝暦(歳 時記)〟と〝今月の言葉(新解釈・表現)〟という構成の連載を追いかけ、『以信伝心』第 1 篇の結びで師が語る 大切な心情を支えに継承したいと思います。その心情は、彫刻家平櫛田中の言葉 「今やらねば 何時できる わしがや らねば たれがやる 」に代表される「継続・継承・有言実行」です。この教えを支えに「Two Way Communication に よる情報交換」の長い登山のスタートを切りました。さて、2006 年1月号の〝暦〟は、こう語られています。
年はじめの初夢、幸せな夢を見るために枕の下に敷いて寝たという宝船の絵には七福神が描かれています。[恵比寿(日本)・大 黒・毘沙門・弁天(インド)・布袋・福禄寿・寿老人(中国)]日本1:インド3:中国3の多国籍からなる「七福神」は疾うにグロ ーバル時代を先取りした構成となっています。―以下、割愛―
第 1 号(2005 年 9 月)「おわら風の盆;越中」、第 2 号(10 月)「出雲」、第3号(11 月)「晩秋:百人一 首と酉の市」、第4号(12 月)「師走:羽子板市」がテーマ。新年 1 月は「正月:七福神」をテーマにしています。
正月に「七福神」と言えば、毎年「紅白」終了後に「除夜の鐘」を聞きながら、近くの「第六天神社(茅ヶ崎市十軒 坂)」に「初詣」に行き、甘酒とトン汁を戴きながら引く「御神籤」を連想させます。この「御神籤」は「七福神」の御守付 で、毎年楽しみにしています。2008・2009 年「寿老人(延命長寿)」、2010・2013・2014 年「布袋尊(平和)」、 2011 年「毘沙門天(勇気)」、2012・2015・2016・2017 年「大黒天(裕福)」。昨年は「弁財天(知恵): びわを弾ずる美しい女神で、すべての人々に愛情と親切な心によって幸福を授けてくれ、音楽、弁舌の才や知恵、福徳 の神でもあります。そして本日未明に戴いた今年の御守は「福禄寿(延寿大望):背は低いのですが、頭が長くあごに 立派なひげをたくわえた年令千年の仙人と言われています。福神と禄神、そして長命の寿神とを合せ、長寿のしるしの鶴 と亀を従え、左手に宝珠をもっておられる神様で、広く信仰を集めております。」でした。良い一年でありますよう。合掌。
今月の言葉では「P・D・C・A」になぞらえて会議の鉄則「会議」→「議決(決議)」→「決行(実行)」について、
<会して議せず(烏合の衆)を排して「会議する」>:P、<議して決せず(小田原評定)を排して「議決する」>:P、<決して行わ ず(有言不実行)を排して「決行する」>=D(約束不履行):C、<行って責負わず(無責任)を排して「責務を遂行する」>:A を丁寧に解説をしています。「P・D・C・A」を饒舌に語ることなく、その姿勢に言及をしている点は共感します。 何を為す にしてもその「姿勢」や「人となり」が成否(説得力、納得感)に直結します。 「会議」そのものは形式に過ぎず、その本 質は、誰(どんなキャラクターの持ち主)が、どんな姿勢(覚悟)で話をするかが重要となります。田坂先生が〝田坂 塾特別講話第 17 講「言葉の力」〟にも通じる考え方であると私は思います。 この〝「以心伝心」をめざして『以信伝心』に寄せて〟の命運も、小生の「人間力」によるところ大であります。この「人間 力」の登山は始まったばかりですが、少しでも心寄せて戴けるよう精進してゆきたいものです。宜しくお願い致します。 では、またお会いしましょう。