落ちない記憶術

落ちない記憶術

効果の落ちない記憶術

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記憶術というとどんなことを連想しますか?
・とにかく覚えるのが早い
・見ただけで覚える
などだいぶ抽象的なことではないでしょうか?

今回はこの記憶術とはなにか?
やり方はどうやるのか、何回かにわけでご説明したいと思います。

記憶術の歴史は古代ギリシャから始まり、帝政ローマへとつながり、そこから世界へと浸透していきました。
日本で記憶術が有名になったのは昭和初期のころと言われています。
ちなみにこの記憶術、西洋ではmnemonicと表記するのですが、これはμνημονικός(古代ギリシャ語)からきています。
このμνημονικόςというものはギリシャ神話に登場する記憶を司る女神、Μνημοσύνη; Mnemosyne/ムネーモシュネー(もしくはムネモシュネ)からきていると言われています。
ちなみにこの女神、記憶を強めたりよみがえらせるという能力ではなく、永久に変わらない現実をみつことができる特権を与えるという役目を持っているのです。

さて、では記憶術とはまずなんなのか、そこからご説明しましょう。
記憶術は2つにわけることができます。
細かく分けるともっと細分化できるのですが、まずは2つにわけてみましょう。
1つは記憶のコツをつかんで記憶能力をあげること。
2つ目は人間の記憶能力を上げて記憶力の向上を図ること。この2つです。
では実際にどのようにして記憶術をマスターしていくのか次回ご説明いたしましょう。
前回記憶術には2つのやり方があるとご説明しましたが、では実際にどのようにして記憶していくのか見て行きましょう。

記憶のコツというものは1度でも体験したことはありませんか?
例えば歴史の
794年 平安京遷都 鳴くよウグイス平安京
810年 藤原薬子の変 はっと驚く薬師の変
ちょっと変わったところでは
1945年 ポツダム宣言 行くよゴリラの大行進
なんて覚えませんでしたか?

または化学記号の覚え方水平リーベ僕の船、七曲りシップスクラーク・・・ETCなんて覚えましたよね。
もうひとつなしかしいものですと√3(1.7320508…) 人並みに奢れやという覚え方。
これが記憶のコツです。
どうやったら覚えやすいか、語呂合わせはまさしく記憶術のコツの入門といったところでしょうか。

こちらもご覧ください。→想像力の起源

では記憶術ではさらにこのコツを掘り下げていきます。
どのようにするかというと・・・置換方法というものを使います。
たとえば、数字で表すと1→あ行2→か行3→さ行4→た行・・・というように50音順で並べます。
このならべたもをさらに単語変換をして覚えます。
例えばですが、123→あかと→赤とというかたちですね。ちなみに海外だと0→s,c,z1→t,d,th2→n3→m4→r・・・と少々馴染みのない音になりますね。
では今度は日常で役に立つ記憶術を見て行きましょう!
数字は受験や資格試験の時に役に立ちますが実際にあったらいいなと思うのは日常風景ではないでしょうか?
たとえばお買い物。
あれこれメモしていくよりは覚えていってしまいたいなーと思うことはありませんか?

ではこれは【渡辺式記憶術】から抜粋してご説明します。
ここでのポイントは・突拍子もないこと・連想するモノとモノが接触する想像を・あとで内容を変えない以上を踏まえて作成していきます。

たとえば・・・桃・ナイフ・豚肉・洗剤・ミソを買うとします。
次の連想をしてみます。
桃にナイフを突き立てたら豚肉が出てきた。
豚肉は洗剤にまみれてミソになった。
上記のような考え方ですね。
通常ではありえませんが、こういった突拍子もない覚え方をすることで記憶に鮮明に留めることができます。
普段、桃から豚肉は出て来ませんしね。

では例題をひとつ出してみます。
実際にやってみてください。
例題1)アボカド 人参 玉ねぎ きゅうり 軍手どうですか?
それでは解答例をだしてみましょう。
解答例アボカドから人参が生えたのでその人参をぐるぐる巻にしたら玉ねぎになった。
たまねぎを投げたらきゅうりになったので軍手につめた突拍子もない内容で鮮烈なイメージはついたでしょうか?