Xデーの朝です。
無駄に長い事前入院生活7日目、起床AM5:00、目覚ましをセットしたわけでも無いですが目が覚めました。定位置の松葉杖を手に取り、慣れた動きで洗面台で顔を洗い、着替えて、炭酸水を飲み飲み、ニュースを見たり、携帯眺めたり、そうこうしてると7時、飲料の摂取もできなくなりました。朝食の時間ですが、当然運ばれることもないのでぼーっとして過ごします。ふと、全身麻酔で勝手に意識失うの怖いから、自分のタイミングで眠れるようにνガンダムのフィンファンネルの数を数えながら意識失おうと思いつきました。
8時、先生の回診、特に変わりないので予定どおり手術ですと告げられます。
10時にシャワーを浴びて新しい病衣を着て身仕度を済ませると11時、看護師さんが車椅子と点滴、あとなぜか紙パンツを持って来ました。
ここから人生初体験の始まりです。
まず紙パンツ着用を命じられそのとおりにします。
看護師さんは点滴を準備しているので、恐れていた素朴な疑問をぶつけてみます!
私「点滴の針って刺しっぱなしで痛くないんですか?どれくらい動いたら危ないんですか?」
看護師「あ、初めてですか?点滴の針って刺すときだけ針で刺した後は針を引っ込めてプラスチックの筒だけ血管の中に残るんですよ。だから痛くないですし突き抜けたりもしないんで心配しなくてもも大丈夫ですよ。はい、チクッとしますね~」
流石です。会話の流れの中自然に点滴を装着されました。
看護師「では13時過ぎに呼びに来ますのでそれまで楽にしててください。」
楽にはできないですね。テレビ着けても上の空になって中々時間が経ちません。13時前に母親が術前に立ち会い、妻が術後の立ち会い来ると連絡があり、そこに看護師さんがやってきて麻酔科医に緊急手術が入り、私の手術がその後になったと告げられます...
またですか!?...
口には出しませんが、いい気分はしないですね。世の中の契約って大体は対等だと思うんですが病院ってちょっと違う気がしてきました。立場もですし、与えられる情報もですし、ちょっと患者不利すぎじゃない!?って。公立病院だからですかね!?
10分程いじけて、気持ちを無理やり前向きに切り替えます。術後が夜に近ければ痛みの強い時間帯を寝て過ごせるかもしれないとじゃないか!と。
とりあえず家族には手術の予定が読めなくなったので立ち会いは不要というか無理だと伝えました。
そして悶々と午後の時間を過ごしていた15:30、前の手術が終わったので1時間後に私の手術と連絡が入ります。心の準備はできてます16:15、看護師さんが来て車椅子に乗せられ手術室フロアに移動しました。
ちょうどタイミングが合い立ち会いに来てくれた妻と、行ってくるよ。いってらっしゃい。と言葉を交わして手術室に入りました。
自分で車椅子から手術台に登りました。まだ準備をしている雰囲気でしたが緊張のせいであまりよく観察できませんでしたが離れた台の上にスピーカーがあってそこから音楽が流れていてやけに心地よく感じました。
と、そこに急に点滴をしている左腕に暖かさ感じました!もしかしたら今麻酔入りました?と尋ねると、そうですよ~っと回答。
あ、ファンネルの数を数えないと・・・
19:26分
「...、...○○さん、○○さん。わかりますか?」
我に帰りました。
まず時計を見ます。
居場所はナースセンターのとなりの病室。
そして左足首はもうかなり痛い。
私「無事終わったんですか?」
看護師「終わりましたよ。先生とお話しますか。」
医師「はい。先ほどもご説明しましたけど無事に終わりましたよ。こんな感じでしっかり固定しました。」
と言ってレントゲンのコピーをくれました。(ちなみに、先ほどの記憶はこれっぽっちもありません。)私「ありがとうございました。」
そして、先生が出ていかれてすぐナースコール!痛み止めの座薬を看護師さんに求めます。看護師さんは手慣れた手付きで、ビックリするくらいスムーズに入れてくれました。
30分程で効いてくるらしいですが個人差はありとのこと、、、8時を過ぎてもかなりの痛みに変わりは無いですが、だからといってまだ奥の手の注射に頼るには早い気もしますしこれが痛みのピークじゃない可能性もあるので耐えます。
隣ベッドのおじさんも手術後らしくとても痛そうな声をあげています。しきりに看護師さんに何時か尋ね、時間が経つのが遅いと言ってなんとかしてくれとお願いしています。そして、私が密かに思っていることを代弁してくれているみたいで私的にはなぜか気が晴れるようで助かります。そして遂に見かねた看護師さんが隣のおじさんに痛み止めの注射をしました。すると、10分程であんなに苦しそうだったおじさんがすやすやと寝息をたて始めました!
これには私もかなり誘惑されましたが時間はまだ22時、相変わらずかなり痛くて眠れそうも無いですが座薬が効いているはずの4時間、23:30前迄は耐えようと思っていました。
しかし、23時、痛みが増して来ていよいよ耐え難くなりそうな予感がしてきました。尿意もあったのでナースコールで尿器を貰い済ませます。上手く出来ましたし、持ち込んだティッシュとウェットティッシュで拭けて快適でした。そして痛み止めの注射をしてもらうか相談をします。看護師さん的にはもう1時間待って使えば朝迄寝れるかもしれないとのこと。私的にはあまり我慢せず早めに使いたい。どっちみち明け方は痛みで起きるのに変わりないしという事で注射してもらいました。筋肉注射なのでけっこう痛いですよと言われましたが、足の痛みに比べれば全くどうってこともない痛みでした。どうもこの注射、向精神薬も入っているようですぐにコントロールできない眠気がやってきます。おじさんもこれですぐ眠れたのかと納得です。。。
1:30、尿意で起きちゃいました💧
尿器でさっと済ませて、眠ろうとしますが眠れません。そして、足は既にけっこう痛いです。痛みも2種類あって、傷口がビリビリする痛みと、もっと中の方がギューっと捻られるような痛みと、体勢を変えるとどっちかが少し楽になって、うつらうつらしますが長くは持たず、時計を見ても2:30。でも麻酔の影響か、注射の効果か、なんとなくぼーっとしたりして何時かなと時計を見ると3:30。そして、だんだん痛みが強くなって来て我慢しつつ4:30、座薬をお願いします。今度の看護師さんはちょっと力付くで少し痛かったです。そしてここからは眠れはしませんが痛みが少しピークを過ぎた感じがして来てぼーっと過ごせるようになってきました。
座薬が効く程の痛みになったってことなんでしょうか。
8時頃、まず隣のおじさんから心電図や酸素マスクが外され始めました。おじさんは導尿カテーテルが入ってたみたいでそれを取ったらすごく楽になったと喜んでました。私は尿器にして良かったなと思いました。私も色々外してもらい、蒸しタオルが渡され体を拭いて新しい病衣に着替えると朝食にお粥と味噌汁、あと痛み止めのの飲み薬が運ばれてきました。「1日絶食してたから美味しいよ」と言われましたが、たぶん点滴で糖分補給されてるせいか全然食欲無かったです。味噌汁の塩分だけは美味しかったですが。
9時、自分の病室に戻って来ました。とにかく長い夜がやっと終わったっとホッとしました。痛みは夜のピークが9って感じでこの時はもう2って感じでした。
次回はリハビリ編です。
