この欄では河合塾の全統模試の成績と
上昇具合について議論します。
英数国の得点と偏差値を並べますと、
得点 英数国 英数
夏 433、64.7、66.2(図1)
秋 511、71.8、72.4(図2)
冬 481、69.9、73.2(図3)
上表を見ます。夏から秋にかけて一気に偏差値が 7.1 (図2)も上昇している事が分かります。
💫「東京大学理科2類 B判定」💫を弾き出しました。英数の偏差値は冬まで上昇。
💫東京大学合格ラインを超えたのです!
全統模試で偏差値73.2といえば非常に高い数値です。東京大学理科1類A判定が出てもおかしくない。
それでは、どうやって英数国の偏差値をわずか3か月で7以上増加させたのかについて述べます。
まず、英語に関しては早いうちから進研模試でも80%以上が取れるようになっていました。
だから、文法や発音で一つも落とさないように、ア、イ、ウ、エ、オなどの記号問題は研究し尽くしました。
最初に正解の選択肢を作るとすれば間違いの選択肢のクセは何か?とか、
間違いのある選択肢に含まれ得るキーワードは何か?とか、
発音は単語帳ですべて見直して発音を可能な限り暗記しておき、そして、英作文や英文解釈、要約での減点が0点に近くなるまで勉強し尽くしました。
使った参考書はロイヤル英文法、高校の文法問題集、英作文はZ会のトレーニングシリーズ、英訳は進研模試と全統模試の過去問だけで十分でした。下手な参考書よりも解答・解説が優れていますので、河合塾が絶対に良いですよ。
あとは単純に勉強時間を増やすことです。
とにかく時間を作ることです。
数学は全統模試の過去問と進研模試の過去問と4STEPなどの教科書傍用問題集で十分。
4STEPはご存知の通り、難度が赤チャート級なので、熟考するには丁度良いです。考えて考えて考え抜く。力を付ける道はそれしかないのです。
あとはシャーペンは、自分に合った者の中で最も高級なものを使うことです。愛着がわかなくなるからです。消しゴムも、使うならMONOに限ります。定規は自分の掌に合わせて長さを切っておきます。
また、自分の指の長さはもちろん知っておくことです。正確な図を描くためです。💫計算するときは、あえて計算速度を落とすなどの技術が必要になります。計算ミスは全てを崩壊させるからです。
徹底的に徹底的に徹底的に研究を繰り返して、模試に臨むべきです。
国語は読解力は急には伸びないが、記号問題の間違いを0にすれば、かなりの精度で85%は超えられるため、記号のミスを0にすることです。
選択肢はいくら研究しても研究し尽せません。
読解は漢文→古文→小説→評論の順に解答する。まずは漢文で50点を取ってしまうべきです。そして古文で40点くらいが取れていれば想像通りの点数になって、おつりがくるようになります。
小説は捨て、評論でこそ稼ぐべきです。なぜなら、まともな論理構造の持ち主なら小説よりも評論の方が読解しやすいからです。
傍線部近傍に答えは集中していますし、模試だから奇をてらった問題もありません。
いつも通りに本番を迎えることができれば良いのです。
結論は必ず最終段落にあり、問題提起は必ず第1段落だから、最初に、第1段落と最終段落を読んでしまえば良いです。第2回 全統高1模試では国語の偏差値が 61台 しかないが、第3回では70.8にまで上昇しています。やればできる科目です。バランスの良さを失ったらそこで負けます。「模試で泣いて本番で笑う」、などと言わずに模試の段階で勝ってしまうべきです。そうすれば本番は余裕が出てくるからです。
64.7→71.8→69.9
図1.全統高1模試(夏)
図2.全統高1模試(秋)
図3.全統高1模試(冬)